中央線が運休し、職員が利用客の対応に追われるJR金山駅(9日午前7時36分、名古屋市中区で)=帖地洸平撮影

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アジア大会の選手ら400人も一時避難

 東海地方の記録的大雨から一夜明けた9日、各地の被害状況が明らかになってきた。

 愛知、三重両県では計5人が負傷。道路の冠水が多発した名古屋市では、少なくとも約200台の車が浸水して立ち往生したままになっている。交通機関がストップした影響で、一時退避施設で夜を明かした帰宅困難者も相次いだ。

 読売新聞の集計では、負傷者は愛知県4人、三重県1人。愛知県北名古屋市では用水路に自転車が流されるなどして20歳代男性2人が軽傷を負った。同県内では住宅43棟の浸水被害も確認された。

 車の立ち往生が相次いだ名古屋市では、緊急車両が通行できるように、市が被災車両を路肩へ移動する作業を進めている。

 同市内では17か所に「一時退避施設」が開設され、最大で計1436人が身を寄せた。名古屋駅近くの「JPタワー名古屋」では飲料水やクッキー、アルミ製のブランケットが配布され、約80人が夜を明かした。愛知県東海市の自宅まで帰れず退避施設を利用した女性会社員(30)は「床が硬く、半分に折った毛布にくるまるようにして寝たけどしんどかった。2時間ほどしか眠れなかった」と疲れた表情で話した。

 一方、19日開幕のアジア競技大会の組織委員会によると、名古屋市港区にある宿泊施設などから、選手を含む約400人が一時、別の場所へ避難した。同区内のメインメディアセンター1階も一部が浸水。記者らが上の階に避難した。