日用品や食品のストック、「つい増えすぎてしまう」と悩む人も多いのでは? 整理収納アドバイザーでライフオーガナイザーでもある井手本亜希さん(50代)は、夫婦ふたり暮らしになったのを機に、ストックのもち方を見直したそう。今回、井手本さんの「ストックを適正量で管理する工夫」を紹介します。

1:使い終わるタイミングを「見える化」する

筆者は50代の夫婦と大学生の息子の3人家族。息子が進学を機にひとり暮らしを始め、夫婦ふたりで3DKのアパートに住んでいます。

【写真】買いすぎ防止のコツ

同居する人数が減ったことをきっかけに、ストックのもち方を見直すことに。目的は、老後も見すえて管理がしやすく「ものをもちすぎない暮らし」をすること。そのために大切なのは、買いすぎを防いで適正量を守ること、そして管理しやすい仕組みです。

適正量を見極めるために試したのは、つめ替え用の洗剤やシャンプーに使い始めの日付を入れることでした。「あとどれくらいで使い終わるのか」をひと目見てわかるようにするためです。

たとえば、使い始めの日付が6月1日で、7月中旬時点で半分残っていたら「あと1か月半程度は買わなくても大丈夫」という目安になります。

ストックが過剰になる原因のひとつが、ストックがあるのに購入してしまうこと。適正量を超えると、収納場所も余分に必要になり、不要なものまで買ってしまうムダ買いという状態に。それを防ぐには「いつまでなら買わなくても大丈夫なのか」というラインを明確にすることが大切だと考えました。

日用品のストックは「念のため、多めに買っておこう」「安いから買っておこう」とくり返すうち、つい増えすぎてしまうもの。安売りにつられてストックを増やしがちだったわが家も、使い終わりの目安を見える化したことで、買いすぎを防げるように。

2:セール期間やポイント付与のサイクルを把握

ストックがあるのに買ってしまう要因のひとつが、お買い得価格で手に入ること。わが家は完全にこのパターンでした。割引や「ポイント付与が倍になる」という言葉につられて買ってしまうと、あっという間に適正量を超えてしまいます。

先述の「いつまで買わなくても大丈夫なのか」という目安とあわせて把握しておきたいのが、割引セールやポイント〇倍のサイクル。このサイクルを把握することで「次のタイミングでも間に合う」と判断できるようになり、不要な買いたしが減りました。

わが家もコストコに買い出しに行くと、毎回のように夫が「腐るものでもないし、安いから買っておこう」と洗剤やシャンプーを買おうとしていました。感覚的に「次に来たときでもいいよ」と伝えてもあまり説得力がなく、根負けして買ってしまうことも。

そこで、わが家がいつもコストコで購入する洗剤の割引サイクルを、直近からさかのぼってみることに。すると、今年は8月、6月、5月、2月と割引のサイクルは長くても3か月以内であることが判明。

「今、家にある洗剤が〇月までもつから、次の安売りでも大丈夫」と、伝えることで過剰ストックがなくなり、ストレスが減りました。

3:ストックの量は「収納場所に入る分だけ」を徹底

ストックが重複して家に存在する原因の多くは、収納場所が厳密に決まっていないこと。ひと目見てストックがないと判断して購入し、じつは別の場所にあった…ということが起こることで、ムダ買いがくり返されます。

また、ものが多くて片付かないという弊害も。

わが家も「とりあえずあいている押し入れに入れておこう」と安易に収納して、そのことを忘れてしまっていたという経験があります。それ以来、洗面所のラックの下段に入る量だけと決めてストックをするように。使う場所の近くに収納することで、なくなったタイミングですぐにストックの有無を確認できるのもメリットです。

過剰ストックやムダ買いを防ぐために、以下の3つを気をつけています。

・ストックの収納場所を決める

・余裕をもった収納場所を用意する

・使う場所の近くを収納場所にする

収納場所を決めるときは、今あるストック品が入らないからと別の場所に安易に分散して収納しないために、ストック品がすべて未開封でも入る量プラスαくらいの広さを意識するのがおすすめです。

ストックについてルールを決めるのは一見面倒に感じてしまうもの。でも、ルールがあることで、わが家では、過剰ストックで片付かないことやムダ買いへのストレスの軽減につながりました。

ストックのもち方に悩んでいる人の参考になったらうれしいです。