(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)

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NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK総合、日曜午後8時ほか)。

【写真】今川義元のもとへ人質として送られ、過酷な日々を送った家康

9月6日に放送された第三十四回「最強のライバル」では、大坂城を築いて権威を見せつける秀吉に対し、家康が抵抗。小牧・長久手の戦いへと向かうまでの物語が描かれました。

なかでも注目を集めたのが、家康と幼い嫡男・長丸(のちの秀忠)とのやり取りです。薬草の見分け方を教える微笑ましい親子の姿や、長丸の一言をきっかけに家康が戦を決意する場面に、視聴者からさまざまな反響が寄せられました。

*以下第三十四回のネタバレを含みます。

<第三十四回のあらすじ>

自ら政治を動かすようになった秀吉(池松壮亮)は、その権威の象徴として絢爛豪華な大坂城を築城。

諸国の有力大名が挨拶に訪れる中、家康(松下洸平)だけは関東平定を理由に姿を現さず、小一郎(仲野太賀)はその動向を危ぶむ。

懸念どおり、信雄(山脇辰哉)が家康に接近、秀吉を倒そうと持ち掛ける。

誘いを断る家康だったが、脳裏にはかつて今川家の人質だったころの苦境、そして信長の命で妻子を処刑した苦渋の決断がよぎり…

家康と長丸の親子時間に「さすが薬オタク!」

城では、家康が長丸に薬草の見分け方を教えています。

家康の問いに、「これはヒキオコシ。腹痛に効きまする」「オトギリソウです。傷に効きまする」と答える長丸。


(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)

さらに長丸が「これは何でございますか」と尋ねると、家康は毒草について「触れれば皮膚がかぶれ、食せばたちまちに体がしびれて動けなくなる。間違えて口にせぬよう覚えておくのじゃぞ」と教えます。

忠勝から槍の稽古を促されても「しばし待て。今いいところじゃ」と、長丸との時間を楽しんでいる様子の家康。

このシーンを見た視聴者からは、「家康が若君(秀忠)を可愛がってる様子でほっこりするけど、内容が毒薬草の教育。さすが薬オタク」「薬草教室開いてるのめっちゃ家康っぽくていいな」「薬草の英才教育か」とった声が寄せられました。

徳川家康は薬草などの知識が豊富で、自ら薬を製剤・服用していたことから、「薬オタク」「健康オタク」としても知られています。

長丸の一言で家康が覚醒

しかし、穏やかな親子の時間の裏で、家康には苦い記憶がよみがえります。

幼いころから人質としてたらい回しにされ、戦国の世に翻弄されてきた家康。さらに、信長の命令によって妻・築山殿と長男・信康を失った過去もあります。

そんな家康に秀吉は茶会で、「我らの絆を強めるため」と、子どもを養子に出すよう求めます。家康は苦悩しながらも、「子は差し出しまする」と、いったん受け入れるのでした。

長丸の姿を眺めながら、家康は「長丸。話がある。実は、そなたを……」と涙を浮かべます。すると長丸が差し出したのは毒草。

「これで父上を泣かせた敵を殺してくだされ」

家康が「わしは泣いてなどおらぬ」と返すと、「お顔を見れば分かりまする」と長丸。さらに「もっと探してまいります」と父を思いやります。

その姿に家康は、「もう、誰にも従わぬ。あとは、この父がやる」と決意するのでした。

「逆境を乗り越えて来た人の底力が」

家康が戦を決意するまでの描き方にも、視聴者からさまざまな声が寄せられました。


(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)

「幼少期は人質、妻子を殺されて、逆境を乗り越えて来た人の底力が感じられる」「秀忠をトリガーに小牧長久手に持ち込むのは新鮮」「長丸、後の秀忠を目に入れても痛くない様子で可愛がる家康。この子を守り慈しむ気持ちが、これから天下取りに本格化する家康の心の契機となるのね」

など、長丸をきっかけに家康が戦を決意する展開に、視聴者から反響が寄せられました。

次週はいよいよ小牧・長久手の戦い。覚醒した家康がどのように戦うのか、注目が集まります。

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大河ドラマ第65作「豊臣兄弟!」で描くのは、戦国時代のど真ん中。強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡──夢と希望の下剋上サクセスストーリー!!

主人公は天下人の弟・豊臣秀長。

歴史にif(もしも)はないものの、『秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』とまでいわしめた天下一の補佐役・秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く波乱万丈のエンターテインメント!

秀長を仲野太賀、秀吉を池松壮亮が演じ、脚本は八津弘幸、語りは安藤サクラが担当する。