「衛星の目を盗み夜間に輸送か」ロ朝“初”の自動車橋開通に韓国当局が強い警戒
ロシアメディアに続き、北朝鮮メディアもきょう、両国を結ぶ「初の自動車橋」が開通したと報じました。韓国当局者は「軍事物資の輸送ルートになる」と警戒を強めています。
北朝鮮とロシアの国境を流れる豆満江にかかる新たな自動車橋。
北朝鮮メディアはきょう、両国を結ぶ「初の自動車橋」が完成したと写真付きで報じました。式典には北朝鮮の朴泰成首相とロシアのミシュスチン首相がオンラインで参加。橋には、かつて金日成主席の暗殺を防いだ旧ソ連の軍人の名前が付けられていて、ミシュスチン首相は、「包括的戦略パートナーシップ関係」の象徴だとアピールしました。
また、朴泰成首相は「両国の協力関係に新しい躍動を加える意義深い事象」などと評価しました。
しかし、この橋の開通には重大な軍事的懸念が指摘されています。
JNNの取材に対し韓国の政府関係者は、北朝鮮北東部の羅先地区にある武器や弾薬などを保管する「武倉兵站基地」から、ロシア側へ「トラックを使った物資輸送が容易になる」と分析。その上で、「偵察衛星などに捕捉されにくい『夜間』を狙って、弾薬やミサイルなどの軍事物資が密かに運搬される可能性が極めて高い」との見方を示しました。
これまで列車や船が中心だったロ朝間の輸送に「陸路のトラック」が加わることで、軍事的な結びつきは新たな局面を迎えることになります。
