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熊本県庁内の金庫から現金約70万円を盗んだとして職員の男が逮捕された事件で、この職員が「私が盗みました」という内容の手紙を上司の机に置いていたことが分かりました。

窃盗建造物侵入の疑いで逮捕されたのは、熊本市北区津浦町に住む県央広域本部総務部収税第一課の主事、成松真宙容疑者(30)です。

逮捕容疑――

警察によりますと、成松主事は、8月26日午前0時半ごろから午前1時ごろまでの間に、熊本県庁内で県が金庫で管理する現金約70万円を盗んだ疑いが持たれています。

警察の取り調べに、借金があったという趣旨の供述をし「間違いありません」と容疑を認めているということです。

なぜ職員が?事件の経緯――

成松主事は2020年4月に県職員として採用され、今の部署には今年4月に就きました。

盗んだ金庫は、県庁新館1階で、日頃から成松主事が勤務する執務室にあり、無理やり開けられた形跡はありませんでした。

盗んだ現金は収税業務に関するもので、銀行に定期的に預けるものを金庫で一時的に保管していたということです。執務室の入り口の鍵はこの部署の職員しか開けられず、成松主事が金庫を自由に開けられたかは警察が確認中です。

上司の机に置かれた手紙――

この職場では、毎朝、金庫内を点検していて、朝になって現金が無くなっていることに別の職員が気づき、職員への聞き取りや、職場内で現金を探すなどしましたが見つからず、翌日に被害届を提出していました。

すると、7日になって、職場の上司の机に、成松主事の名前が書かれた「私が盗みました」という内容の手紙が置かれていたということです。

一方で、成松主事の行方は分からなくなっていて、身柄が確保されたのは、熊本市内の知人の家でした。

熊本県によりますと、この現金が盗まれたことで業務に支障が発生したという報告は受けていないとしています。