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台風と前線の影響で6日から7日にかけて広い範囲で大雨に見舞われました。今回の大雨でもアンダーパスで水没事故が起きました。福島県いわき市では、車に乗っていた1人が亡くなりました。

■福島・いわき市で60代女性が死亡

夜があけても雨が降り続いていた福島県いわき市。道路が冠水し、たまった水が波打つ様子も見られました。

いわき市では、午前10時20分までの24時間で、9月の観測史上最大となる199.5ミリを観測しました。

午前8時ごろ、通行人から「アンダーパスに車が水没している」との通報。消防が駆けつけた時には、車2台が水没し見えない状態になっていたといいます。

このうち、1台の車の運転手は、自力で脱出しケガはないということです。一方、もう1台の車から救出された60代の女性は、意識不明の重体で搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。

■先月に死亡事故…きょう全国初の予防的な通行止め

国交省によりますと、アンダーパスは全国で3841か所あるということです。

先月の千葉豪雨でも、県内では各地でアンダーパスが冠水。死亡事故が起きました。

7日夜、『news zero』は、先月に男性が亡くなる事故があった千葉市内のアンダーパスへ向かいました。

実際に走行してみると、暗くて視界が悪く、もし冠水していた場合、車内からだと深さが分かりづらい状況でした。

この場所では7日、全国で初めてアンダーパスでの予防的な通行止めを実施。今回、冠水は確認されませんでしたが、千葉市内では一時レベル4大雨危険警報が発表されたため、実施したということです。

このアンダーパスをよく利用するというタクシー運転手に話を聞きました。

--今後も通行規制

アンダーパスを利用 タクシー運転手
「命守る点ではやったほうがいいと思う。ここに限らず他の地域でも死亡事故が起きているので、(アンダーパスは)なかったら困る場所だと思う」

■専門家「水面の下…判断ほとんどできない」

利用する人も多く生活には欠かせないアンダーパス。専門家は、運転する際の危険性を指摘します。

JAF認定セーフティアドバイザー
「私たちが運転者として見ることができるのは、実際の水面だけ。その水面の下が果たして何cmくらいなのかは、運転をしていて判断することはほとんどできない」
「前の車が通れたからといって、自分が通れるかは分かりません。アンダーパスでは脱出を待っていると、どんどん外の水位が高くなる可能性もある」

水深60cmの道に進んだ際のJAFの実験映像。ほどなくしてドアの隙間などから車内に浸水しはじめます。後ろのタイヤが浮いた状態の車のドアを女性が開けられるのか試してみますが、60秒間では開けることができませんでした。

JAF認定セーフティアドバイザー
「雨が強く降っている状態で、アンダーパスに近づいてしまっている状態なら、基本的には入らないでUターンしていただく。雨が多く降った時には、アンダーパスではなく『このルートを通るようにしよう』と選択肢を増やせるように準備をしていただきたい」

8日以降も引き続き大雨に警戒が必要です。

(9月7日放送『news zero』より)