週明け7日前場の香港マーケットは、主要95銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比248.14ポイント(0.97%)安の25402.73ポイント、本土企業株で構成される中国企業指数(旧H株指数)は128.77ポイント(1.51%)安の8426.26ポイントと反落した。売買代金は1229億7470万香港ドルに縮小している(4日前場は1345億8430万香港ドル)。
 様子見ムードが漂う流れ。米中の指標発表が気がかり材料だ。米国では10日に8月の米卸売物価指数(PPI)、11日に同月の米消費者物価指数(CPI)、中国では8日に8月の貿易統計、9日に同月のCPIとPPIが公表される予定。内容を見極めたいとするスタンスも強まっている。また、米雇用統計の上振れを受け、早期の米利上げ観測が再燃したことも逆風だ。
 ただ、下値は限定的。中国の政策に対する期待感が支えだ。内需不振が懸念される中、当局は景気支援の動きを強めている。中国政府は国有大手銀行や保険会社など8金融機関に対する第2弾の資本増強に乗り出した。最大で3600億人民元(約8兆3664億円)の資本増強となる。不動産業などの不良債権リスクに備え、融資余力を拡大する狙いだ。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、中国インターネット検索最大手の百度集団(9888/HK)が5.7%安、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が4.3%安、不動産管理サービスの華潤万象生活(1209/HK)が4.0%安と下げが目立った。一方、本日付でハンセン指数の構成銘柄に組み入れられた銘柄の値動きは、ディーゼルエンジン生産のイ柴動力(2338/HK)が1.4%高、半導体ファウンドリー中国大手の華虹宏力半導体(1347/HK)が5.2%高。除外銘柄はなかったため、構成銘柄は93→95銘柄に増加した。
 セクター別では、不動産が安い。龍湖や華潤万象のほか、中国金茂HD(817/HK)が5.8%、融創中国HD(1918/HK)が4.7%、遠洋集団HD(3377/HK)が4.3%ずつ下落した。
 自動車セクターも売られる。小米集団(1810/HK)が3.9%安、浙江零ホウ科技(9863/HK)が3.5%安、北京汽車(1958/HK)が3.2%安、小鵬集団(9868/HK)が3.1%安で前場取引を終えた。
 中国の銀行・保険セクターもさえない。中国農業銀行(1288/HK)が2.4%安、中国工商銀行(1398/HK)と中国建設銀行(939/HK)がそろって2.3%安、中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.7%安、新華人寿保険(1336/HK)が2.8%安で引けた。