中国で茎レタスに着色と告発、地元当局が立ち入り調査-中国メディア
2026年9月5日、中国メディア・潮新聞は、甘粛省蘭州市楡中県で野菜の茎レタスに染料を使用して着色している疑いがあるとネット上で告発されたことに対する現地当局の反応について報じた。
記事によると、今月5日にショート動画ブロガーが、楡中県にある野菜倉庫13カ所を調査したところ、半数以上の倉庫で農家や業者が正体不明の液体に茎レタスを浸している現場を確認したと告発。採取した浸漬液を分析した結果、3カ所のうち2カ所から食品添加物である「着色料(青色1号および黄色4号)」が検出されたという。
これらの着色料について上海市食品安全研究会の食品安全専門家は、漬物などの加工食品への使用は認められているものの、生鮮野菜への使用は許可されておらず、基準外の使用に該当するとの見解を示した。
記事は、記者が楡中県市場監督管理局に電話をかけたところ、身元を名乗った直後に電話を切られたと報じている。
なお、潮新聞は続報として、甘粛省農業農村庁や蘭州市の関係部門が現地入りして対応を急ぐ中、楡中県の農業農村局と市場監督管理局が合同で立ち入り調査を実施したことを紹介。不当に着色を行っていた関連業者6社から問題の茎レタスを押収した上ですべて廃棄処分にし、県内の野菜倉庫業者を集めて緊急指導を行ったと伝えている。
この事案に対し、中国のネットユーザーからは「食の安全や健康に些細な問題などない。全流通過程の徹底的な調査を望む」「見栄えを良くするためだけに違法着色し、被害を受けるのは一般の消費者だ。厳しい処罰で再発を防ぐべきだ」「添加物そのものの安全性とは別に、生鮮野菜への目的外使用は食の安全を脅かす」「誰が染色液を売り、誰が見栄えアップのやり方を教えたのか、販売元のルートも調べるべきだ」「楡中県のレタスはブランド評価が高かったのに、一部の悪質業者のせいで産地全体の信用が台無しになった」など、厳しい批判や徹底究明を求める声が寄せられた。(編集・翻訳/川尻)

