穂積絵莉 40歳の大ベテランとのペアでシードを倒し3回戦進出 全米10年ぶりの16強

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◆テニス ▽全米オープン第8日(6日、米国・ニューヨーク)

 【ニューヨーク6日=吉松忠弘】2018年全仏女子ダブルス準優勝の穂積絵莉(日本住宅ローン)が、自身としては10年ぶりの全米16強入りだ。40歳の大ベテランで、ツアーのダブルスで11度の優勝を誇るアンドレヤ・クレパーチ(スロベニア)とのペアで、第16シードのエイジア・ムハンマド(米国)、ファニー・シュトラル(ハンガリー)組と2回戦に臨み、6-4、6-4でストレート勝ちした。

 穂積にとって、40歳の相棒は初めてのペアだが、「緊張した1回戦より、いいテニスができた」と、全米のダブルスで、初出場した2016年以来の3回戦進出だ。経験豊富なペアと、ストロークでがっしりと打ち合える穂積のコンビがうまくかみ合い、シードをストレートで倒した。

 今年の5~7月の欧州遠征では「今までの中で最もテニスが楽しくなかった。いつもは楽観主義だが、さすがに悩んだ」。成績だけでなく、すべての歯車がかみ合わなかった。

 7月に、一緒に戦っていたチームを離れ、8月から原点回帰。ジュニア時代からずっと指導を受けていた杉山芙沙子さんのもとに戻った。杉山さんは、現日本代表監督の杉山愛さんの母で、4大大会日本女子最多84勝を娘と積み上げてきた指導者だ。

 杉山さんに言われたのは、「あなたの持ち味は、しっかり振り切って打つこと」。日本女子ではパワーのある穂積だからこその助言だった。原点に回帰し、この全米で10年ぶりの16強。「とにかく楽しんでプレーしたい」と、4大大会で再び上位進出を狙う。