【関西六大学野球】神戸学院大・清家が完封目前で逆転サヨナラ2ラン被弾「力の差がはっきり出た」
◇関西六大学野球秋季リーグ戦 第1節2回戦 神院大1-2大商大(2026年9月6日 GOSANDO南港)
神戸学院大は先発の清家瑛(あきら=4年)が8回まで被安打2で無失点の好投も、完封勝利目前で力尽きた。
「自分自身、あまり調子も良くないっていう中で、何かできることっていうのをやっていった。正直、ラッキーなピッチングやったかなっていうのは思います」
1-0の9回に暗転した。1死から3番・春山陽登(4年)に前進する左翼手のグラブをかすめる二塁打を許し、迎える打者は来秋ドラフト候補の4番・真鍋慧(3年)。林昌希監督がタイムを取り、内野手がマウンドに集まった。
「真鍋君はいいバッターですけど、勝負しないといけない場面っていう話をした」
1ボールからの2球目、自信を持って投げ込んだ内角直球を右翼席へ運ばれた。まさかの逆転サヨナラ負けに、打球方向をぼう然と見送るしかなかった。
「それまで真鍋君がファウルにしたり見逃したりして、自分の中でもこのボールは打たれないだろうなって自信を持って投げきれたボールを、あそこまで運ばれた。力の差がはっきり出たっていうのが分かりました」
大学野球最後のシーズンを迎えるまでに多くの苦労があった。2年時に尺骨神経、3年時に遊離軟骨除去のため右肘にメスを入れた。マネジャーに転身し、データ収集係として終わるつもりでいたが、最終学年を迎えるにあたり、指導者からもう一度、投手をやらないかと打診を受け、再挑戦する決意を固めた。
最速145キロ、平均で140キロながら、直球の回転数には自信を持っている。練習試合で対戦した打者を、差し込ませることも多かった。5月4日の大経大3回戦でリーグ戦初勝利を完封でマーク。この日は6回以降にフォークボールが低めに決まり、空振りも取れてきたことでリズムをつかんだが、全力で挑んだ結果の敗戦に悔いはない。
「僕たちは春6位なので、どの相手も格上になる。物怖じするわけではないですけど、一番弱いっていう意味ではチャレンジしていくだけなので、思い切ってやっていきたいと思います」
春季リーグ覇者を相手に好投したことを自信にして、次戦に向かう。

