スポニチ

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 春はお餅と縁がある季節だ。3月3日の桃の節句に桜餅、5月5日の端午の節句に柏餅を食べることが、古くからの習慣。実は、こうしたお餅は、運動前にもってこいの食べ物なんだ。たくさんのスポーツ選手を指導する「食のお姉さん」、公認スポーツ栄養士・吉谷佳代さんに、餅に隠された秘密を聞いたよ。

 昔の人の生活知恵は、驚かされることが多いよね。昔から春に食べる縁起物の桜餅も柏餅も葉っぱにくるまれている。そこにはちゃんとした理由があるんだ。

 吉谷さん「桜餅の桜の木の葉にも、柏餅の柏の木の葉にも抗菌作用が含まれています。餅を包むことで保存が利きます。また、無病息災の願いも込められています」

 現代を生きる君たちにも力を与えてくれる食べ物だよ。

 吉谷さん「運動前の食べ物にピッタリです。あんこには糖分が多く含まれ、体を動かすエネルギー源になります。洋菓子のように油を使わないため、体にも優しいです。さらに、餅は白米に比べて水分量が少ない点でもアスリート食に向いていると言えます。水分量が少ないため、同じ100グラムを食べたとしても、白米よりも凝縮された栄養分(炭水化物)を摂取できます」

 トップ選手も試合前に食べているんだって。

 吉谷さん「プロ野球・阪神の食事会場には、お団子などの和菓子が置いてあります。それを食べてから試合に出る選手は多いですよ」

 あんこが入っていない“普通の餅”も、運動前にピッタリだ。

 吉谷さん「甘くない分、おやつではなく、食事で活用できます。例えば、練習や試合日の朝に、みそ汁に入れてみるといいでしょう」

 さあみんな、春らしいお餅を食べて、季節を感じながら、体のエネルギー源にしてみては?