4日、キーウで、ロシアの無人機攻撃を受けて煙が上がるウクライナの情報機関の本部庁舎=ロイター

写真拡大

 ウクライナウォロディミル・ゼレンスキー大統領は4日、首都キーウにある情報機関「保安局」(SBU)の本部庁舎がロシア軍の無人機攻撃を受けたとSNSの投稿で明らかにした。

 長官代行の執務室が狙われたとの見方を示し、ロシアへの報復を指示した。

 SBU本部は世界遺産「聖ソフィア聖堂」の向かいに位置する。攻撃で庁舎の窓などが損壊し、煙が上がった。主要な政府施設に被害が出るのは異例だ。オレクサンドル・ポクラド長官代行は執務室におらず、無事だったが、ウクライナのニュースサイト「キーウ・インディペンデント」によると、12人が負傷した。

 ゼレンスキー氏は「報復措置を準備し、同等の攻撃を行うよう指示した」とし、ロシアの情報機関「連邦保安局(FSB)」を狙う可能性を示唆。ポクラド氏と協議して攻撃目標を決定したと明らかにした。

 SBU本部への攻撃は、米国が再開を目指す和平交渉に影響を及ぼす可能性がある。ウクライナのアンドリー・シビハ外相は4日、SNSへの投稿で、「ロシアは和平に向けた新たな働きかけが行われている中で攻撃を仕掛け、外交を拒絶している」と批判した。