インタビューに応じるいすゞの山口社長=4日、横浜市西区

 いすゞ自動車が、主力の藤沢工場(藤沢市)で手がける年産約17万台のうち、約2万3千台分を米国と埼玉・上尾に2027年以降に移管することが4日、分かった。米関税対策と、27年度中に吸収合併するUDトラックスとの合理化が狙い。藤沢工場は余力を中小型トラックの生産に振り向けてフル生産を維持し、世界生産を底上げする。

 山口真宏社長がこの日、神奈川新聞のインタビューに明らかにした。

 いすゞは進行中の中期経営計画(24~30年度)で、30年度の世界販売を25年度比で5割増の85万台超と設定している。山口社長は「藤沢工場の生産能力だけでは足りない」として、米国と上尾で増産に踏み切る。

 藤沢工場の北米向けの小型トラック約1万3千台分を27年初旬に稼働を始める米サウスカロライナ州の新工場に、大型トラック約1万台分を子会社のUDトラックス上尾工場(埼玉県)にそれぞれ移管する。