こんなに楽しくて100万円台から! ミニ・コンバーチブル【UK中古車ガイド】 4代目は歴代最高の完成度 ないよりは便利な狭い後席
歴代最高の完成度を誇った4代目のコンバーチブル
外が涼しくなって来たら、オープンカーの季節。モデルの選択肢は限られるが、先代のミニ・コンバーチブルなら、英国では5000ポンド(約108万円)前後で探せる。
【画像】3代目は歴代最高の完成度 ミニ・コンバーチブル 現行の4代目も 全141枚
4代目ミニは、2014年に登場。プラットフォームはBMWのUKLで、クラシカルなフォルムに丸いヘッドライト、上品なクロームトリムを備え、歴代最高の完成度を誇った。ボディサイズは3代目から拡大し、上質感が高められつつ、市街地でも扱いやすい。

ミニ・コンバーチブル(3代目/2014~2023年/英国仕様)
ソフトトップは断熱性と静寂性を改善し、クローズ状態では、スチール製ルーフではないことを忘れるほど。走行中でも30km/h以下なら18秒で開閉でき、リアシートの後方へきれいに折りたたまれる。荷室容量は215Lあり、小旅行程度なら困らないはず。
ダッシュボード中央には、ドライブモードに応じて灯る間接照明付きの、6.5インチか8.8インチのタッチモニター。ドライバー正面には小さなメーターパネルが備わり、2021年からはモニター式になった。後席は狭くても、ないより遥かに便利だ。
UK編集部のオススメはガソリンターボ
車重は3ドア・ハッチバックより115kg重いものの、走りの楽しさは5%減といったところ。サスペンションは硬めでも巧妙に衝撃を吸収し、ダイレクトなステアリングが気持ちいい。オープンカー特有の、ボディの捻じれも抑えられている。
パワートレインは複数あったが、ガソリンターボがUK編集部のオススメ。最高出力は、1.5Lのクーパーが135ps、2.0LのクーパーSは191psで、JCWは231psへ上昇する。燃費は、1.5Lなら18.0km/L前後を問題なく狙える。JCWは、乗り心地がかなり硬いが。

ミニ・コンバーチブル(3代目/2014~2023年/英国仕様)
6速MTの他、7速デュアルクラッチATか8速ATが設定されたが、いずれも運転の楽しさを邪魔しない。燃費に優れるディーゼルターボもあったが、ガラガラというノイズはオープンドライブに似合わないだろう。少数だが、バッテリーEV版も流通している。
ミニだから普段使いしやすく、好条件な季節だけでなく年中付き合えるのも強み。象徴的な見た目で、運転はすこぶる楽しい。素晴らしいオープンカーではないだろうか。
新車時代のAUTOCARの評価は?
BMWは、4代目のミニ・コンバーチブルでも手を抜かなかった。必要以上の設計が施されたクルマだと感じさせる。細部まで作りは丁寧といえ、先代から大幅な進化を遂げたことは明らかだ。(2016年4月6日)

ミニ・コンバーチブル(3代目/2014~2023年/英国仕様)
オーナーの意見を聞いてみる
シャロン・ナイト氏
「認定中古車のミニ・クーパー・コンバーチブルを、3年前に購入しました。走りが良くて、ソフトトップを開いて運転する時の感覚が最高です。小さなサイズも魅力だと思います。ブレーキパッドの交換以外は、定期点検・整備の出費で収まっています」

ミニ・コンバーチブル(3代目/2014~2023年/英国仕様)
購入時に気をつけたいポイントエンジン
2014年から2015年製造のクーパーSは、クランクシャフト・ベアリングの不具合で英国ではリコールが出ている。他の部品へダメージが及んでいる可能性もあり、オーバーホールではなくエンジン交換での対応が望ましい。
エンジンオイルの消費は、高馬力なユニットほど多く、毎年の交換が理想的。JCWのプロ・エグゾーストは、取り付けが正しくないとヒートシールドから異音が出る。
サスペンション

ミニ・コンバーチブル(3代目/2014~2023年/英国仕様)
フロントのコントロールアーム・ブッシュからの異音に注意したい。部品代は高くない。
ボディとインテリア
ドアのゴムシールが擦れて、内側の塗装が剥がれてしまうことがある。専用のプロテクションフィルムが売られており、貼れば防げる。ドアミラーの曇りにも注意したい。ダッシュボード周辺が、走行中にカタカタ鳴らないか確かめたい。
ソフトトップ
滑らかに開閉するか、雨漏りがないか、予め確認したい。故障は多くないが、修理には数1000ポンド(数10万円)必要になる。ウインドディフレクターはオプションだったが、快適なオープンドライブには必須といえ、別途入手は可能だ。
知っておくべきこと
有線でのアップル・カープレイとアンドロイド・オートは、2018年以降のオプションだが、それ以前の4代目ミニにも後付けは可能。2021年以降のクーパーSは、最高出力が178psへ低下しているものの、殆ど気づかないレベル。
オプション次第で英国での取引価格は大きく変わる。レザーシートやハーマン・カードン社製オーディオは、特に人気だ。トリムグレード名が設けられたのは、2018年から。
英国ではいくら払うべき?3000ポンド(約65万円)~9999ポンド(約214万円)
初期の4代目ミニが英国では売られている価格帯。クーパーやクーパーDが中心だが、後半にはクーパーSやJCWも含まれる。走行距離は多くても、概ね状態は優れる様子。
1万ポンド(約215万円)~1万4999ポンド(約321万円)
テールライトがユニオンジャック柄になった、2018年以降の後期型をお探しなら、英国ではこの価格帯から。
1万5000ポンド(約322万円)以上

ミニ・クーパー・エクスクルーシブ・コンバーチブル(2019年式/英国仕様)
タッチモニターが大きくなり、メーターパネルもモニター式になった、2021年式以降は英国ではこの価格帯から。3年落ち程度の車両の場合、価格は新車と遠くない。
英国で掘り出し物を発見
ミニ・クーパー・エクスクルーシブ・コンバーチブル(英国仕様) 登録:2019年 走行距離:6万4400km 価格:1万2895ポンド(約277万円)
魅力的なオプションを備え、オシャレな見た目で仕立てられた、エクスクルーシブ・グレードのコンバーチブル。135psを発揮する1.5Lガソリンターボで、整備記録がしっかり残っている。車検は1年付随する。

