《横浜・2歳児暴行死か》「歌手活動をしていてオリジナル曲も制作」SNSで出会い同居数日で男児を暴行し逮捕された男(36)は“下の人間”に対して強めな「大のスナック好き」

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神奈川県横浜市緑区の集合住宅で今年8月、交際相手の長男・藤井稜稀(いつき)ちゃん(当時2)に暴行を加えたとして、神奈川県警は会社員の斉藤勇容疑者(36)を傷害容疑で逮捕した。稜稀ちゃんは搬送先の病院で死亡した。母親と子ども3人が山口県から斉藤容疑者の自宅を訪れ、滞在を始めてからわずか数日後のことだった。「寝たふりをしたので腹が立った」などと供述しているという斉藤容疑者。一方、かつての同僚からは「みんなに優しかった」との声が聞かれるほか、近年は自作の歌をTikTokなどで公開する活動もしていたという。

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「寝たふりをしたので腹が立った」

事件は、お盆休み中の8月17日夜に起きた。現場は横浜市緑区十日市場町にある斉藤容疑者の自宅アパート。警察の発表などによると、交際相手の女性が買い物で外出している間に、斉藤容疑者は室内にいた稜稀ちゃんの頬を殴り、肩をつかんで揺さぶるなどの暴行を加えた疑いが持たれている。

「午後8時半ごろ、帰宅した女性がぐったりしている稜稀ちゃんを発見し、『子どもの意識がない』と119番通報しました。

救急隊が駆けつけた際、稜稀ちゃんの顔には複数のあざがあり、鼻血も確認されたといいます。心肺停止状態で搬送されましたが、翌18日早朝に死亡が確認されました。

女性と稜稀ちゃんら子ども3人は、事件のわずか3日前の8月14日に山口県から斉藤容疑者宅を訪れ、滞在を始めたばかりでした。

逮捕後の取り調べに対し、斉藤容疑者は『(稜稀ちゃんが)壁を叩いたので注意したら、寝たふりをしたので腹が立った』などと供述し、暴行については認めているといいます」(全国紙社会部記者)

8月20日に行われた司法解剖の結果、稜稀ちゃんは外から加わった力によって死亡したとみられることが判明した。神奈川県警は暴行と死亡との因果関係について慎重に調べている。

「みんなに優しくて気が回る人でした」

10年ほど前、横浜市内のレジャー施設で斉藤容疑者と一緒に働いていた知人女性は、逮捕の知らせに驚いたという。

「彼に『暴力的』という感じは全くありませんでした。第一印象も優しかったと思います。本当によくある『そんなことをやる人だと思わなかった』というパターンで、みんなに優しくて気が回る人でした。まさか彼がこんな事件を起こすとは、本当にびっくりしています。

確か別の女性と結婚していて子どももいたと思います。SNSにも産まれたばかりの子どもの写真を載っけていた」

この女性は当時、目立ったトラブルについて聞いたことはなかったという。しかし、数年前に連絡を取った際には、以前とは違った活動を始めていた。

「急に『歌手活動』みたいなこともしていて。歌は上手かったと思います。最後にLINEなどで会話したのも何年も前ですが、その時も『TikTokやってるよ』とか『歌手活動してるよ』といった内容でした」

実際、事件直前の今年7月下旬から8月上旬にかけて、斉藤容疑者と思われるSNSにはオリジナル楽曲が相次いで公開されていた。

また、斉藤容疑者は市内のカラオケ店で働いていた時期もあったという。その頃から斉藤容疑者と交流があったという知人男性からは先ほどの女性とは異なる証言も聞かれた。

「最後に会ったのはもう5年以上前ですが、その時は配達か何かの仕事をやっていると話していました。事件については知人から『これってあの斉藤くんじゃないか』って連絡が来てそれで知りました。

事件について聞いてどう思うかって聞かれると、立場が下の人間に対して強めなところがありました。彼がアルバイト仲間や後輩らといる時に何度か、自分の思い通りにならない時に態度に出してわかりやすく不貞腐れてましたからね。それが子供だったらもっと強く出そうな気はします。

タイプ的には不良とかではなく、普通の奴です。結婚はしていたと聞いています。奥さんとは別れて『子供の養育費を払っている』と本人が言っていました。

今は知りませんが、昔はスナックによく行っていましたよ。1人で行っていることもあったし、スナック仲間みたいな人達と行っていることもありました。本人も『大のスナック好き』と豪語していたくらいなので」

「階段を一生懸命上がっていて、本当に可愛い子でした」

現場となった十日市場町のアパートに、斉藤容疑者は長く暮らしていたという。近隣住民が話す。

「彼は結構長く住んでいました。入居してきた時は別の女性と結婚していたらしく、4歳か5歳くらいのお子さんもいたと思います。でも、ある日いなくなってしまって」

仕事はタクシー運転手や建設・解体関係などをしていたという。そして今年の冬から春ごろになると、現在の交際相手である女性が幼い子どもを連れて訪れる姿が見られるようになった。

「山口から若い女性が、事件が起きる前から何度も来ていました。ギャルっぽいというか、短パンをはいているような若いママです。一緒にいた2歳の子(稜稀ちゃん)は、トコトコ歩いてすごく元気でした。階段も四つんばいになって一人で一生懸命上がっていて、歩き回っていて本当に可愛い子でしたよ」

別の近隣住民も、稜稀ちゃんの姿を思い出しながらこう話した。

「こんなちっちゃい子を殴るなんておかしいですし、なぜそんなことをしちゃったのか。本当に怖いです」

周囲には「優しかった」と振り返る人がいる一方、職場では強めの態度を出すことがあったとの証言も聞かれた斉藤容疑者。事件当時、室内で何があったのか。神奈川県警は、稜稀ちゃんが死亡した経緯について捜査を続けている。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班