千年の琉璃工芸に新たな表現 中国山東省淄博市の夫婦

【新華社済南9月4日】中国山東省淄博(しはく)市博山区は、「中国琉璃(るり、ガラスの古称)の里」として知られる。ここで、若い夫婦が千年以上の歴史を持つ琉璃工芸に現代的な表現を取り入れ、作品づくりに取り組んでいる。
張曦(ちょう・ぎ)さんと李雯静(り・ぶんせい)さん夫婦は、ともに異業種から琉璃工芸の道に進んだ。インテリアデザインの仕事をしていた張さんは、数年前に故郷の伝統工芸に関心を持ち、彫像やフィギュアなどの造形表現を琉璃の制作に取り入れるようになった。人物や動物の細部まで表現する作品を手がけている。

李さんも張さんの影響で琉璃工芸を始め、中国の伝統文化を題材にした作品を制作。敦煌文化や古代の地理書「山海経」、唐代の文化・芸術などから着想を得て、オリジナルシリーズ「夢回」を生み出した。
二人は、器や動植物が中心だった従来の琉璃工芸に加え、人物や情景、大型インスタレーションなどにも制作の幅を広げている。
夫婦の作品はこれまでに業界の賞を複数受賞し、一部は淄博陶磁琉璃博物館に収蔵されている。(記者/朱暁光)





