テレビ信州

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特集です。重いバーベルに青春をかける高校生たちがいます。見据える先には2年後、信州で開かれるあの大会がありました。

松商学園高校3年、田野令那さん。

地元で行われたウエイトリフティングの競技会でひと際大きな声援を受けていました。

実は彼女…

松商学園高校3年 田野令那さん
「8月3日に行われたインターハイでクリーン&ジャーク2位、トータルで3位に入賞することが出来ました」

8月、滋賀県で開かれたインターハイで女子77キロ超級に初出場。

一旦、肩の位置までバーベルを上げてから、頭上へと持ち上げる種目、「クリーン&ジャーク」で2位。

一気に頭上まで持ち上げる種目「スナッチ」との合計で競うトータルでも3位に入り、メダルを獲得しました。

同級生
「かじって!田野さん ずっと明るくて面白いです。ずっと笑顔」

松商学園高校3年 田野令那さん
「そんなことないです。全然、静かな子です」

笑顔が絶えない田野さんですが、ひとたび練習になると…。

(今のこれで何キロ?)
松商学園高校3年 田野令那さん
「これは55キロです。軽くもなく、ものすごく重くもなくで」

そんな55キロのバーベルですが…。

五味徳人記者
「重い。無理です」

いまや全国トップレベルの選手となった田野さん、競技を始めて、わずか2年半です。

松商学園高校3年 田野令那さん
「中学時代バスケットボール部だったんですけど、高校入って新しいことを始めようかなと思っている時に金井先生や先輩方に誘われて。実際にウエイトやってみると楽しくて」

創部およそ50年。県内で唯一、ウエイトリフティング部を持つ松商学園。

部員のほとんどが、高校から競技を始めています。

松商学園高校 ウエイトリフティング部顧問 金井洋貴教諭
「中学校で他のスポーツやってた子もいれば、文化部で放送部だったとか吹奏楽だった子もいますけど、本当に人それぞれですね」

全国で結果を残すまでに成長した彼女が感じるウエイトリフティングの魅力とは。

松商学園高校3年 田野令那さん
「個人競技なんですけど、全員でその人を応援することによって、ちょっと団体競技に見えるっていうか。自分一人にたくさんの人が応援してくれて、自己ベストとか記録を取って、みんなに「おめでとう」と言ってもらえるのがすごい魅力だなと思います」

高校3年間で競技をやめようと考えたこともあった田野さん。しかし、インターハイでのメダルが自信となり、大学でも競技を続ける道を選びました。大きな目標もできました。

松商学園高校3年 田野令那さん
「大きな目標の一つとして国スポには出場したいと思っているので」

2年後に開かれる「信州やまなみ国スポ」。ウェイトリフティングの会場となる安曇野市は、まさに、田野さんの地元です。

松商学園高校3年 田野令那さん
「けっこう知っている人とかは『国スポあるんでしょ』と言われて「頑張ってね」と言われているので頑張って出て、たくさんの人に見に来てもらいたいと思っています」

そして、2年後を見据えているのは田野さんだけではありません。

「国スポ」が開催される時、3年生になるのが、現在の1年生です。今年は男子6人、女子4人の、合わせて10人が入部。その中で、ひときわ存在感を放つ部員がいます。

(すごい腕だよね)
松商学園高校1年 松浦悠さん
「いや、全然細いです。ウエイト始めてから、たぶんもっとでかくなっていると思いますけど」

細身の体に厚い筋肉をまとった松浦悠さん。1年生ながら今年、インターハイに出場。さらに10月、青森県での国スポにも県代表として出場します。

実は松浦さん、競技経験者として入部した珍しい存在です。

松商学園高校1年 松浦悠さん
「お父さんがもともとやっていて、ウエイトリフティングって大半が高校から始めるから、中学からやって、それで上を目指そうと思って始めました」

中学3年生から本格的にウエイトリフティングを始めたという松浦さん。競技に打ち込みたいと、松商学園の門を叩きました。

自宅のある長野市から電車で1時間かけて通いながら、日々トレーニングに励んでいます。

松商学園高校1年 松浦悠さん
「インターハイも全国選抜も基準記録があってそこに近づけてるっていうその実感がその数字でわかるのでウエイトリフティングはそこがやっぱやりがいっていうか面白いところだなと思ってます」

自分との闘い――。そんな彼の持ち味は、強靭な筋肉です。

松商学園高校1年 松浦悠さん
「重い重量を上げる競技なので筋肉量とか筋力はとても大事かなと思います」

週5日の部活動に加え、休日も筋力アップに励むという松浦さん。強くなるために欠かせないのが…食事です。

松商学園高校1年 松浦悠さん
「いただきます」

昼休み、おいしそうにほおばるのは母親の手作り弁当です。

(お母さんにいつもの感謝を言ってあげたら?)
松商学園高校1年 松浦悠さん
「俺が寝ている中作ってくれてあざっす」

量よりも、内容重視のお弁当。

松商学園高校1年 松浦悠さん
「野菜ちょっとで、肉系が多いかなという感じですね。(母親に)頼んでいるわけではないですけど、筋トレするスポーツなので、タンパク質なんかがあるかんじ」

競技を始めてから筋力の向上を実感しています。

「タバタやる?」
「タバタやるっす」

「タバタ」と呼ばれるハードなトレーニング。

「はい、みんな行ける?よーいスタート」

20秒の全力運動と10秒の休憩を4分間繰り返します。

松商学園高校1年 松浦悠さん
「うぉー!」

「がんばれ!がんばれ!」

松商学園高校1年 松浦悠さん
「あーやばい。あー疲れた。やばいもう」

松浦さんを突き動かすのは、やはり2年後の国スポです。

松商学園高校1年 松浦悠さん
「やっぱりそこで活躍するのが、その使命っていうか、地元でできるのは本当に恵まれてると思うんで、そこに向かって本当に頑張りたいと思ってます」

(ずばり2年後の長野の国スポでの目標は?)
「スナッチ、クリーン&ジャーク、トータル全てで優勝です」

それぞれの視線の先にある、2028年「信州やまなみ国スポ」。地元での大舞台で結果を出すため、高校生たちのトレーニングは続きます。