dカード、ポイント還元「1.0%→0.5%」の大改定 単純な改悪ではないドコモが仕掛ける“囲い込み”とは
NTTドコモが9月1日に公式サイト上で、「ドコモポイ活プラン」「dカード PLATINUM」のdポイント進呈条件と、「dカード」のdポイント進呈率の改定を発表。これにより、特に「dカード」では2027年から通常の買い物の基本還元が1.0%から0.5%へ引き下げられる。
「ドコモポイ活プラン」の対象は「ドコモ ポイ活 MAX」「ドコモ ポイ活20」「eximo ポイ活」「ahamo ポイ活」。d払い利用時のdポイント還元率がアップする仕組みとなっているプランで、これまでは割引後の料金全体に対してポイント計算だったものが、2026年12月利用分からは、そこからポイ活特典で得たポイント分を差し引いて計算となる。
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また、dカード PLATINUMは年会費2万9700円の上位ランクのカードで、入会直後と利用額が大きければ大きいほどポイント進呈率も上がる仕組みとなっている。これまでは入会初年度はポイント進呈率が高かったものの、今後は入会から2カ月までと極端に期間が短くなり、ドコモ光、ドコモでんき Greenの利用料金に対する進呈率も下がった。
その中でもっとも影響を受けたのが一般のdカードの還元率。これまでは100円で1ポイント付与、つまり1.0%の還元率だったものが、2027年からは200円で1ポイント付与の0.5%に改悪となった。
たとえば、年間120万円を通常決済で支払うとすると、これまでは1万2000ポイント相当が付与されていたものの、変更後は6000ポイント相当しか付与されなくなる。
なお、この改定についてドコモ側は理由を明らかにしていないものの、改定内容を見る限り、ポイント原資のコストを抑えつつ、囲い込み還元へかじを切ったという見方もできる。
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一方で今回は、単純にすべての特典が改悪となったわけではない。
たとえば、一般dカードの通常決済は0.5%になるものの、対象のスマホ・タッチ決済では2027年5月からも1.0%相当を維持する方針だ。さらに、「ドコモの銀行」をdカードの引き落とし口座にし、マネックス証券の自動入金設定や積立などの条件を満たすと、d払い・dカードでの還元率が初年度最大3%になる仕組みも打ち出している。
つまり、無差別に配るポイントを削って、利益・ポイント原資を節約しながら、金融サービスを含むドコモ経済圏へ深く利用する人にだけ強く還元するという方針といえる。
先述した通り、単にdカードを使うユーザーにとっては一見「改悪」と見える動きではあるものの、スマホのタッチ決済、d払い、ドコモの銀行、証券積立まで使う場合は、損失の一部または全部を補える可能性がある改定のようだ。

