【ヤクルト】46歳・石川雅規が現役引退決断 ツバメ一筋25年で188勝 167センチの小さな巨人
ヤクルト・石川雅規投手が引退することが2日、分かった。
25年目の今季は3月上旬に上半身のコンディション不良のため今季は春先もあって調子が上がらず、ファームで調整を続けて、8月25日に1軍合流。同27日の巨人戦(神宮)で今季初登板初先発を果たしたが、初回に4連打を許すなど6点を失い、左肩痛のために24球で降板。埼玉・戸田市のファーム施設で調整を続けていた。
石川は170センチに満たない投手としては小柄な体格ながら、140キロ以下でもキレのあるストレート、シンカー、スライダーといった多彩な変化球を駆使して打者に向かっていった。入団1年目の2002年から先発ローテーションを務めて12勝を挙げて新人王を獲得すると、5年連続で2ケタ勝利を記録。2008年には最優秀防御率賞を獲得し、24年連続勝利で188勝を記録した。
石川を支えていたのは、何歳になっても野球をうまくなりたい、野球が好きだという向上心だった。故障に苦しんでも、その気持ちは忘れなかった。「やっぱり野球が大好きですからね。そういう意味でも、ほんとに野球が大好きという気持ちで、いろんなシンドイことも乗り越える原動力になっていると思うので。その気持ちはルーキーだろうが、今も気持ちは変わらない。そういう気持ちをしっかり持ちつつ、与えられたところで腕を振っていきたい」。そんな姿勢は年下の選手たちにも好影響を与え、チームを支えてきた。
目標としていた通算200勝まであと12勝に迫っていたが、節目の勝利には惜しくも届かず。それでも、積み重ねてきた188勝の価値は色あせることはない。
◆石川 雅規(いしかわ・まさのり)1980年1月22日、秋田市生まれ。46歳。秋田商で3年夏に甲子園に出場。青学大に進学すると、2000年シドニー五輪に出場し、大学4年間で51試合で23勝8敗など好成績を残し、2001年に自由枠でヤクルトに入団。1年目の2002年に12勝を挙げて新人王を獲得し、以降は投手陣の柱としてチームを支えてきた。主なタイトルは2008年の最優秀防御率賞(2・68)、ゴールデングラブ賞など。551登板で3165・2イニングを投げて打者13343に対した。188勝194敗、4ホールド、防御率3・94、27完投、9完封勝利。打っても24年連続安打を記録した。167センチ、73キロ。左投左打。
