中国・貴州省で広がるAIロボットカフェやスマート観光の新体験

【新華社貴陽9月1日】中国貴州省貴陽市で8月30日までの3日間、「2026中国国際ビッグデータ産業博覧会」が開催された。省内の農村で行われるバスケットボール大会「村BA」やアマチュアサッカーリーグ「村超」と連携し、体験エリアを設置したほか、ロボットカフェやスマート無人店舗、文化観光の要素を導入したことが大きな特徴となった。
観光シーズンに入り、同省貴陽市の青雲路歩行者通りは多くの人でにぎわっている。通りに設置された売店では、客がタッチパネルで簡単な操作を行うと、ロボットアームがすぐに動作を開始。ロボットが人間の介入なしにコーヒーの提供や会計をこなす店は観光客や市民を引き付ける。
店舗で働くロボット「Galbot」は、エンボディドAI(身体性を持つ人工知能)で業界をリードする北京銀河通用機器人が独自開発した。同様の店が市内の青雲マーケットや黔霊山公園など人気エリアで計10カ所に設置されており、24時間の自律運営を実現している。
「村超」の発祥地、同省黔東南(けんとうなん)ミャオ族トン族自治州榕江県では、装置に表示された2次元コードをスマートフォンで読み取れば試合会場内外の状況をリアルタイムで共有できる。
榕江県共産党委員会宣伝部の王永傑(おう・えいけつ)副部長は、地元政府はここ数年、デジタル技術を活用して「村超」の知名度をさらに高めるため、テクノロジー企業を誘致してAI配信プラットフォームやAI編集システムなどで構成される情報発信ネットワークを構築したと語った。
「村超」のAI技術アドバイザーを務める王珂(おう・か)氏によると、情報発信ネットワークはスマホアプリであり、ユーザーは端末上で素材を編集し、その場で発信できる。キーホルダーやスマートカード、サッカーボールなどの関連グッズにもAIを搭載しており、スマホをかざすと自動的に起動して道案内やホテル予約などに対応する。(記者/汪軍、鄭明鴻、楊欣)
