大谷翔平4年連続5度目MVPは絶望的 話題をかっさらう最有力候補「PCA」の正体
今季、4年連続5度目のMVPがかかる大谷翔平(32=ドジャース)が精彩を欠いている。
【もっと読む】鈴木誠也、専門家が予想する驚きの“価格”と移籍先
日本時間8月31日のタイガース戦は5打数無安打2三振。ここ8試合は33打数4安打の打率.121、本塁打と打点はともに0で、8月の月間打率.241は今季ワーストだ。
「打つべき球を見逃してしまうかと思えば、ストライクゾーンを広げてしまうことも。打球方向や意識が引っ張る方向になることもある。複数の要素が組み合わさっているように思う。ロサンゼルスに戻って、元の状態に戻さないといけない」(ロバーツ監督)
31日か2日に予定されていた復帰登板は、左膝と右腕の状態が万全でなく先送りに。いまだ実戦登板のメドは立っていない。
下降線をたどる大谷とは対照的に、MVPレースで先頭を走る「PCA」ことピート・クロウ=アームストロング(24=カブス)が絶好調だ。
30、31日の2日間で5本塁打の固め打ち。8月は14本塁打と量産して計38本塁打。メジャートップの40本を放っているシュワーバー(33=フィリーズ)に2本差と迫っている。
MVPの投票権をもつ全米野球記者協会に所属する記者たちが参考にするといわれる米サイト「ファングラフス」のWAR(勝利への貢献度を表す指標)は31日現在、メジャートップのPCAが「9.1」なのに対し、同2位の大谷は「6.9」と、その差は「2.2」。24日時点のWARはPCAの「8.5」に対し、大谷は「7.1」と、その差は「1.4」だったから、この1週間で2人の差はさらに広がった。
両親は映画やドラマで活躍する俳優
大谷がPCAを逆転するために不可欠な投手の指標の上積みはほとんど期待できなくなっただけに、MVPはPCAでほぼ決まりだろう。
このPCAは左投げ左打ちの外野手。2020年のドラフト1巡目(全体19位)でメッツから指名され、予定していたバンダービルド大への進学を取りやめてプロ入り。契約金は約5億4000万円だった。
翌21年のトレード期限寸前、当時、主力打者だったバエズらとの交換トレードでカブス入り。23年にメジャーデビューして頭角を現し、25年には31本塁打を放つなどチームの看板選手に。今年3月、翌27年からの6年総額約184億円で契約延長した。ア・リーグのスカウトが言う。
「ミート力、長打力、走力、守備力、送球力に優れた5ツールプレーヤーです。昨シーズンのDRS(守備で防いだ失点)15はナ・リーグの中堅手で最多。守備範囲を示す指標のOAAもリーグトップ。中堅のゴールドグラブ賞受賞も当然と言えば当然です。もともと中距離タイプでしたけど、昨年から走れる長距離砲に。昨季は35盗塁、今季も32盗塁をマーク(31日現在)。24歳以下で30本塁打-30盗塁を複数回達成したのはメジャー史上3人目の快挙です」
父親のマシュー・ジョン・アームストロングも、母親のアシュリー・クロウも映画やドラマなどで多数活躍する俳優。PCAの好きな作品は、自分の母親が主人公の母親役を演じた「リトル・ビッグ・リーグ」という野球映画だそうだ。
◇ ◇ ◇
メジャーといえば、カブス鈴木誠也の市場価値がここに来て爆騰している。「外野手としての守備指標は上位で、肩もメジャートップクラス」などと高く評価されているが、5年契約が満了する今オフ、その“値段”はいくらになるのか。●関連記事 【もっと読む】鈴木誠也、専門家が予想する驚きの“価格”と移籍先 では、それらについて詳しく報じている。
