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 ◇テニス 全米オープン(2026年8月28日 ニューヨーク・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)

 男子シングルス予選3回戦が行われ、元世界ランキング4位で今季限りで現役引退する錦織圭(36=ユニクロ)は、世界ランキング157位の坂本怜(20=IMG)に4―6、6―7で敗れて本戦出場を逃し、現役最後の4大大会を終えた。14年大会で準優勝を果たした思い出の地で日本男子エースのバトンを後輩に託し、木下グループ・ジャパン・オープン(9月30日開幕、東京・有明テニスの森公園)に臨む。

 錦織に憧れ、そのわだちを追ってプロの道へ進んだ坂本が、4大大会では今年の全豪以来となる本戦出場を決めた。220キロ超えのサーブを前面に出し、セカンドサーブでも強打する強気のプレーで「僕のアイドル」を撃破。試合を終えると「全米で圭君がやっているのを見られない複雑な気持ち」と「本戦に行けてうれしい」という喜びを胸に、ネット越しにハグを交わした。

 IMGアカデミー時代、練習を共にした仲。「もっとアグレッシブに行ったら怖いよと言ってくれた。そこから僕のゲームは180度変わった」と飛躍のきっかけをくれたのも錦織だった。託されたバトンは重いが、「圭君に並べるような選手になっていきたい」とまなじりを決した。