7回1死、死球を受けてベンチに戻る森下翔太を見る藤川球児監督(カメラ・義村 治子)

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 ◆JERAセ・リーグ 阪神4―1巨人(29日・甲子園)

 阪神・藤川球児監督は死球禍の現状について、試合後の会見で持論を展開した。

 「やっぱりマウンドが近年硬くなっていまして。そして、アメリカと違って、マウンドの形状が各球場で違うんですよ。ですからブルペンから出てきて投球したときに感覚が難しい現状がNPB全体として、セ・リーグは特に球場がそういう形が多いですから。投手たちはプロに入って初めてこの硬いマウンドを経験するので、どうしてもコントロールが乱れるし、それはやっぱりアマチュアからプロまでがつながっていなければ、それは起こりますよね。ですから選手の責任ではない」

 そういう状況を踏まえ、4月の段階では、NPBに肩甲骨までガードできる、スノーボードで使われているタイプの打者用のプロテクターを製作し、導入をNPBに提案していたという。

 「自分はメーカーに問い合わせて製作して、それをNPB全員の選手に肩甲骨から手首からっていうのはどうでしょうか、というのを提案して。それは全球団の選手を守るためで、やってはいたんですけど、なかなか許可は出ずにですね。ルールをすぐには変えられない、と。先人たちは避けるのも技術だと言って、もちろんそういう意味もあるんでしょうけど、今の時代はスピードが全然違いますから。選手が故障して、グラウンド上でチーム同士が争いごとになるっていうのは、こんな時代ですから全く求めてない。そうでなければ、守る術(すべ)を誰かが考えなければなと、どのチームの監督さんもそう思っていると思います。原因はマウンドの変化と、そういうところです」

 この日は7回1死で森下が左手首付近に死球を受け、途中交代。指揮官の口調は熱を帯びていた。