合流協議を巡り、党首会談に臨む(左から)立憲民主党の水岡代表、中道改革連合の小川代表、公明党の竹谷代表(28日、国会内で)=米山要撮影

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 中道改革連合、立憲民主党、公明党による3党合流構想が頓挫した。

 高市政権に対抗する「中道改革勢力の結集」を掲げて協議を重ねてきたが、立民が打ち切る考えを示したためだ。反発を強めた公明の出身議員は、中道改革から離脱する方向で検討に入っており、3党の協力の枠組みは不透明さを増している。(伊賀幸太、服部菜摘)

異論出ず

 「全国の(地方組織との)意見交換の中で合流に慎重、反対の意見があった」

 28日夕、国会内で開かれた3党の党首会談で、立民の水岡代表は、中道改革の小川代表と公明の竹谷代表に対し、合流しない理由をこう説明した。竹谷氏は「立民の判断は率直に言って残念だ」と述べた。

 会談に先立ち、立民執行部はこの日、党本部で全議員懇談会と全国幹事長会議を開き、「立民の存続を求める意見が大勢を占めた」などとして合流しない方針を説明した。懇談会に出席した議員からは「多くの県連が合流に反対していることを踏まえると、(合流見送りは)仕方がない」(小西洋之参院議員)などと理解を示す声が多く、異論は出なかったという。

 中道改革の支持率は低迷しており、立民が今月行った都道府県連との意見交換会でも、来年春の統一地方選を前にした合流に地方議員らから慎重論が相次いでいた。立民は党首会談で、参院での統一会派結成を含む連携や、選挙での協力は推進したい意向を伝えており、3党の協力枠組みは維持したい考えだ。

「政策一致していない」

 これに対し、公明は立民との統一会派に否定的だ。公明の西田幹事長は28日の党首会談後、記者団に対し、安全保障政策などを理由に挙げ、「かなり根本のところで政策が一致していない現状で、統一会派を組むことは難しい」と述べた。

 さらに公明出身の衆院議員が中道改革から離脱する方向で検討に入ったのは、立民抜きでの2党合流に、中道改革側が難色を示しているためだ。中道改革は立民出身21人、公明出身28人の衆院議員からなる。中道改革内には、立民の39人が加わらず、公明の21人だけ合流すれば、「公明色」が一層強まると警戒する声が出ていた。

崩れる前提

 一方、3党合流を呼びかけてきた中道改革は、意見をまとめる主導権を発揮できず、分裂含みとなった。3党での合流が前提だった党のあり方についても、再考を迫られることになる。

 中道改革は週末に対応を協議する予定で、階幹事長は党首会談後、記者団に「臨時国会でどのような体制で臨むかの方向性は示さなくてはいけない」と語った。立民が求める3党での連携推進に対し、中道改革幹部は「そんな虫のいい話は通らない」と否定的な考えを示している。