「ボロボロの状態で発見された」“41歳年上夫の認知症”発覚→失踪して警察沙汰に…伝説的漫画家と“超年の差婚”した女性漫画家(44)が語る、介護生活
漫画家・恋池りもさん(44)は、28歳のとき41歳年上の伝説的漫画家・真崎守氏(現在85歳)と結婚した。アニメ映画『はだしのゲン』の監督としても知られる真崎氏は、結婚からわずか3年後にアルツハイマー型認知症を発症。以来10年以上、恋池さんは介護と漫画の仕事を両立させながら暮らしを続けている。
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その日々を綴ったエッセイ漫画『だからわたしは41歳年上の夫と暮らしてます』を上梓した恋池さんが、認知症発覚の経緯から壮絶な徘徊エピソードまでを赤裸々に語った。

漫画家の恋池りもさん ©佐藤亘/文藝春秋
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「何度も同じことを聞いてきた」71歳のときに認知症が発覚
認知症が発覚したのは2013年、真崎氏が71歳のときだった。きっかけは「電化製品の説明をしてて、何度も同じことを聞いてきた」ことだったという。病院を受診するとアルツハイマー型認知症と診断が下り、恋池さんは「私が認知症を治してやる!」という勢いで怪しい健康法にすがり、高額な野菜を買い込むなど、1人で抗い続けた。
しかしそれは悲しみとショックを感じないようにするための行動でもあり、やがて道端で倒れ、パニック障害のような状態に陥ってしまったという。
「民家に侵入して通報されたり」徘徊が始まり、自力で帰宅できなくなった
その後、真崎氏の徘徊も始まった。恋池さんが「今日は私の誕生日なんだ」と告げてそのまま仕事に出た日、帰宅すると真崎氏がいなくなっていた。誕生日のケーキを買いに行こうとした真崎氏は帰り道がわからなくなりながらも、コンビニに何度も立ち寄って道を聞き、メモを残しながら翌日に自力で戻ってきた。
しかしやがて自力では帰れなくなり、「民家に侵入して通報されたり」する事態が続いた。土砂降りに遭い、見知らぬ靴を履いた状態で発見されたこともある。恋池さんは「眼鏡が割れてたりとかね」と振り返り、それでも「たくましいなと思いました」と笑う。
恋池さんの名前も顔もわからなくなってしまった
現在の真崎氏は慢性硬膜下血腫の手術を経て、恋池さんの名前も顔もわからなくなってしまった。朝は「大抵おねしょしています」という状態で、トイレも部屋の角や猫のトイレで用を足してしまうことがあるという。
それでも恋池さんは老人ホームへの入所に踏み切れずにいる。「もし申請が通って先生がホームに入ったらもう一緒に暮らせなくなっちゃうと思うと」と、その理由を語る。
それでも恋池さんは、真崎氏のことを「ずっとかわいい」と言い切る。「先生はやっぱり私の“永遠の師匠”」だという言葉の重みと、介護のリアルについてはインタビュー本編で詳しく語られている。
〈つづく〉
(「文春オンライン」編集部)

