真夏の震度7から1か月…断水続く被災地に「癒しの湯」 “恩返し”の支援物資とアスリートからのエール
熊本地震の発生から、28日で1か月です。現地では水道をはじめとした生活インフラの課題が続く一方、大分からも様々な支援が行われています。
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「生活用水を使えないのが一番困っている」
国内では初めて、真夏に最大震度7を観測した熊本地震。関連死を含め38人が死亡し、住宅の被害は4万2000棟近くに上っています。
28日で発生から1か月となる中、現在も約2500人が避難生活を余儀なくされています。
被災地で今も生活に大きな影響が出ているのは「水」です。
(被災者)「約3週間以上水が使えない状況で、トイレもできないし、お風呂も入れない。生活用水を使えないというのが一番困っていますね」
移動型の温泉施設で広がる笑顔
国土交通省によりますと、今回の地震では最大約10万8000戸が断水しました。
復旧作業が続けられていますが、現在も約300戸が断水したままです。
熊本県では井戸水で生活している世帯も多くあります。震度6強を観測した八代市では、26日までにおよそ4400世帯の井戸で、破損や水の濁りなどの被害が確認されています。
移動型の温泉施設を持ち込み、被災地で8月7日から入浴支援をしている別府市。断水が続く八代市からの要請を受けて、予定を27日まで1週間延長しました。
(入浴している被災者)「良いですね。ありがたいですね」「ガスの供給が配管のズレかなにかで壊れていて、家は水しか出ないんですよ。1週間延長は助かります」
「恩返し」の思いを込めた支援
25日、断水が続く宇城市の避難所で開かれた支援イベントには、地元出身のサッカー元日本代表、巻誠一郎さんや中田英寿さん、ラグビーの五郎丸歩さんらアスリートが集まり交流会が行われました。
(被災した子どもたち)「気持ちを切り替えられるこういう楽しいイベントがあるから、ありがたいです」「少し日常を取り戻した感じがして、友だちとも遊べて楽しいです」
また、8月24日、去年の大規模火災で全国から受けた支援の「恩返し」の思いを込め、大分市佐賀関で犬や猫の保護活動をしている「RIRIMAMの樹」がペット用品などの物資を被災地に届けました。
(被災者)「ペットへの支援は少なく、個数制限が厳しかったので、いっぱい持って行ってと言ってくれて本当に助かりました」
(RIRIMAMの樹・木田理沙代表)「火災の際に助けていただいた『恩返し』の気持ちで、佐賀関のみなさんの思いを乗せて参りました。できることを模索しながら、これからも続けていきたい」
熊本地震の発生から28日で1か月。仮住まいなど当面の生活手段を確保し、安心した暮らしを取り戻すまでは、長い道のりとなりそうです。
