石原良純 父・慎太郎さんの判断ミスで生死の危機 救出直後の行動に憤り「めちゃくちゃ腹立って」
タレント石原良純(64)が、26日放送のフジテレビ系「奇跡体験!アンビリバボー」(後7・00)にVTR出演し、父や兄とともに生死の淵をさまよった出来事を告白した。
6人家族の石原家は、下の弟2人を除く家族4人で、パラオにダイビング旅行へ行ったという。1988年の正月のことだった。
元日の午前、午後に合計2度、ダイビングをした後、作家で当時、運輸相だった父・慎太郎さんは、3回目のダイブを提案。母・典子さんは疲労を理由に断ったが、代わりに船長が潜ると言い出し、インストラクターを加えた5人でダイブすることになったという。船長はパラオの国会議員で、当時大臣だった慎太郎さんを接待する意味合いもあったようだ。船の操縦は、船長の2人の息子が担当することになった。
インストラクターによると、潮は現在地からビーチに向かって流れており、その流れに沿って進む「ドリフトダイビング」をすることに。潜ってみると、潮の流れは真逆だったが、慎太郎さんは流れに逆らって進むことを嫌い、船長も賛同。良純は「うちのおやじが、逆潮を泳ぐのは嫌だってやってるわけよ」と振り返った。
結局5人は、当初の予定と逆に泳ぎ始めた。しかし、船上にはそのことを伝えておらず、あわや大事故の布石となった。良純は「本当に間違い。チームを代える、ウオッチを半分素人に任せる…」と回顧。「(船長は)パラオの国会議員なんだよ。インストラクターより偉い。恐らく、インストラクターのおじさんは“嫌だな。めんどくさいな”と思ったと思う」と推測した。
ダイブは約30分。海を楽しんで水面に上がった5人は、予想外の光景に目を疑った。「上がったんだよ。結構うねりがあった。はっと見たら、あれ?あれ?え?ええっ!?ええ?ええっ?…いないんだよ、船が。そのうち、みんな上がって。みんなキョロキョロしててさ。逆潮だったもんなって」。船はおろか、見渡す限りの海。5人は漂流状態となった。
しばらくすると、500メートルほど先に船が見えた。必死に手を振り、慎太郎さんは緊急時用の笛を鳴らしたが、気づかれることはなかった。体力を消耗し、脱水症状の危機に。さらにサメも周囲を泳いでおり、まさに命の危機だった。
日没が迫る。良純は「夕景でだんだん夕日になってきているの。さすがに暗くなったら、やばいよな。日が暮れていくよ。日が落ちたら、まずいよな…」と考えていたという。そんな中、最も体力を残している船長が、船を呼びに1人、泳いで移動すると言い残し、消えていった。しばらくすると、一行の目の前に船が。まさに九死に一生だった。
死を覚悟した5人だったが、慎太郎さんは船に戻った後、思いも寄らぬ行動に出たという。「うれしそうにさ、笑って酒飲んでるの。それがめちゃくちゃ腹立ってさ。“飲んでる場合じゃないでしょう?何だと思ってるの?”、“こういう時は笑って酒飲むしかないんだぞ”って言ったのが、さらに腹が立ったね」と、当時の憤りを口にしていた。
番組調べでは、船長は今年4月に死去しており、操縦を代わった息子のスランゲル・ウィップス・ジュニア氏は現在、パラオの大統領になっている。

