『蓮香(レンシャン)』(手前)コース 7500円より 鶏肉と豆鼓、焦がし唐辛子炒め (奥)ボトルワイン 2900円 程よく歯応えを残したいんげんやれんこん、ジューシーな鶏肉の炒め物。豆鼓のこっくりした旨みとフーラージャオをきかせたスモーキーな燻香がたまらない

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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・白金高輪の中華料理店『蓮香(レンシャン)』です。

中国の小さな町で味わった郷土料理を鮮やかに磨き上げる

中国のローカルな暮らしに息づく食やレシピを求め、年に数回は現地に飛ぶ、”旅する料理人”の店主・小山内耕也さん。おまかせコースは初めて出合うスパイスに満ちている。でも食べればなぜか懐かしい。

「僕がやっているのは、少数民族や田舎の街で日常的に食べられている家庭料理。それを料理人の技術で引き上げているだけなんです。だから本当に地味な料理ばかり」と笑う。

だが、その普遍性こそが、多くの人にシンパシーをもたらす由縁だ。

取材時、ちょうど旅から帰ったばかりという小山内さんが作った「鶏肉と豆鼓、焦がし唐辛子炒め」は、現地で出会ったフーラージャオが主役。スモーキーな香りや辛みもあるが、一瞬でホカホカの白飯を欲する罪な味だ。

コース7500円、ボトルワイン2900円

『蓮香(レンシャン)』(手前)コース 7500円より 鶏肉と豆鼓、焦がし唐辛子炒め (奥)ボトルワイン 2900円 程よく歯応えを残したいんげんやれんこん、ジューシーな鶏肉の炒め物。豆鼓のこっくりした旨みとフーラージャオをきかせたスモーキーな燻香がたまらない

中国のトリュフ卵と呼びたくなるのは、木姜子(ムージャン)を入れたオムレツ。エキゾチックな清涼感のなかに隠れた妖艶な芳香にひと口で虜になった。

「鶏手羽の西双版納式スパイス煮」は、香港の伝統的な煮込み「ルースイ」の南方版。こちらは南国のアロマが心地よく五感を刺激する。

「何度訪れても初めて出合う発見がある」という中国は、未知のスパイスの宝庫。旅する料理人の探求は、これからも尽きない。

店主:小山内耕也さん「料理にぴったりな紹興酒も色々揃っていますよ」

【LOVE SPICE】

『蓮香(レンシャン)』フーラージャオは、中国・雲南省周辺で栽培される、とりわけ香りが強い品種の唐辛子を薪の直火で焦がした伝統調味料

フーラージャオは、中国・雲南省周辺で栽培される、とりわけ香りが強い品種の唐辛子を薪の直火で焦がした伝統調味料。ふくよかでスモーキーな香りが特徴で、辛さの度合いは多様にある。

小山内さんは炒め物によく使うという。再び火を入れることで、閉じ込められていた独自の香りと風味が、皿の上でよりいっそう鮮烈に蘇る。

『蓮香(レンシャン)』

白金高輪『蓮香(レンシャン)』

[店名]『蓮香(レンシャン)』

[住所]東京都港区白金4-1-7

[電話]03-5422-7373

[営業時間]18時半~23時

[休日]不定休

[交通]地下鉄南北線ほか白金高輪駅A4出口から徒歩約10分

撮影/貝塚隆、取材/岡本ジュン

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

※画像ギャラリーでは、木姜子を入れたふわふわオムレツの画像をご覧いただけます。

※月刊情報誌『おとなの週末』2026年7月号発売時点の情報です。

『おとなの週末』2026年9月号

【画像】スパイスで煮た鶏手羽 紹興酒と合わせたい♪(10枚)