“2億円”腕時計窃盗事件 約10分前に電動キックボード借りる 二手に分かれ逃走も…合流し着替えたか
「中野ブロードウェイ」の時計店で、2億円相当の腕時計が2人組の男に盗まれた事件。逃走に使ったとみられる電動キックボードを、男が事件のおよそ10分前に借りていたことが分かりました。
■別の時計販売店「高額系は置きづらいエリア」

多くの人が行き交う、東京・中野区。窃盗犯の逃走手段になったのは、好きな場所で借りて好きな場所に返せる、電動キックボードのシェアリングサービスでした。
捜査関係者への取材で、逃走に使われたとみられる電動キックボードは、犯行の10分ほど前に中野駅周辺で借りられていたことが新たに分かりました。
25日、中野区にある商業施設「中野ブロードウェイ」で発生した窃盗事件。
警視庁によりますと、時計販売店に入ってきた2人組の男は、入り口近くのショーケースをたたき割り、高級腕時計4本合わせて2億円相当を盗んで、逃走したといいます。その時間は、わずか10秒ほどでした。
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盗まれた腕時計のうち、一番高いものがおよそ7000万円。一番安いものでも、およそ3000万円するということです。中野ブロードウェイに入る事件があった店と別の時計販売店のオーナーに話を聞きました。
――4本で2億円というもの、売られてますか?
中野ブロードウェイ 時計販売店「れんず」 小池豪代表取締役
「うちのお店にはないですね。銀座エリアの商材のように思えるぐらい高額商品です。高額系は置きづらいエリア。中野ブロードウェイの特徴としては、オープンスペースが中野スタイルなんですね」
■乗り捨てられた電動キックボード…脱ぎ捨てられた服も

その後、2人組の男は店から一番近い出口から建物の外に逃走したということです。
目撃者
「出てきて、1人がそこに置いてあった電動キックボードに飛び乗って、もう1人が駆けていった」
電動キックボードは、出てすぐの場所にあったといいます。
1人は電動キックボードで北方向へ、もう1人は徒歩で南方向へ逃走。
一度は二手に分かれた2人組の男ですが、犯行のおよそ10分後には、現場から350メートルほど離れた遊歩道近くの防犯カメラに、よく似た人物が映っていたことが、捜査関係者への取材で分かっています。
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この遊歩道では、乗り捨てられた電動キックボードや、脱ぎ捨てられた服も見つかりました。警視庁は、2人組の男が、合流して着替えた可能性があるとみています。
さらに、その後の足取りも新たに分かりました。
遊歩道付近の防犯カメラには、2人組の男とよく似た人物が、中野駅方面へ逃走する様子が映っていたということです。
■専門家「逃走経路・手段も考えられている」

元神奈川県警捜査1課長の鳴海達之氏は、“入念に準備がされた犯行”だと指摘します。
元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之氏
「犯行時間帯の人の流れもよく見ている。逃走経路・手段も考えられている。一概には言えないが、周到な準備をしているからこそ、白昼でもできるという見方をしてもいいと思う」
