《車体にクマの毛が付着、23歳男性死亡》「住宅街や学校のすぐそばにも…」全国各地で相次ぐクマ目撃と衝突事故の全貌
「北海道から北関東まで、日本列島のあちこちで連日のようにクマが目撃され、ついに痛ましい死亡事故も起きてしまいました」──そう危機感を募らせるのは、全国紙社会部記者だ。夏休みが終わりに差し掛かっているいま、またクマの目撃情報が相次いでいる。
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事態の深刻さを物語るのが、北海道根室市で起きた悲惨な事故。8月24日午前3時前、国道44号で乗用車が横転しているのを通りがかった人が発見した。
「運転していた23歳の会社員男性は、胸や腰などの骨を折り、心肺停止の状態で病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。横転した乗用車にはクマのものとみられる毛が付着していた。警察は、車がクマと衝突した後、中央分離帯に衝突して横転した可能性もあるとみて調べています。深夜の直線道路でのまさかの遭遇に、運転手も対応できなかったのではないでしょうか」(全国紙社会部記者)
住宅地や学校周辺にも忍び寄る"黒い影"
脅威は北海道の大自然の中だけにとどまらない。本州の市街地や生活圏にも、大型の野生動物は足を踏み入れている。前出の記者が続ける。
「25日午前4時30分ころには、群馬県伊勢崎市稲荷町地内で、体長約1.5メートルという巨大な熊らしき動物が目撃されました。市は公式X(旧Twitter)を通じて『大変危険ですので、見かけた場合は、安全な場所に避難してから、市役所、警察署に通報してください』と警戒を呼びかけています。
さらに岩手県でも同日、目撃が相次ぎました。午前7時ごろには雫石町の町営体育館付近で成獣1頭が目撃され、野球場の方向へ。現場は住宅が点在しており、人的被害の可能性もあった。現地では警戒広報が実施されています。また、午前11時50分ごろには花巻市大迫町で子グマ1頭が目撃されましたが、現場は大迫中学校からわずか300メートルほどの距離でした。子グマの近くには母グマがいる可能性も高く、予断を許さない状況が続いています」
深夜の暗闇に潜む成獣から、白昼堂々、学校のすぐそばをうろつく子グマまで──。いま、日本の生活圏はクマの危険と隣り合わせだ。
秋になると、クマは冬眠に備えて餌を求め、活動は活発化していくと言われている。被害を最小に食い止める対策が求められる。

