「スランプは脱したかな」、巨人のダルベックが21号先制3ラン…第1打席の初球を一振り
巨人8―6ヤクルト(セ・リーグ=25日)――巨人が乱打戦を制した。
一回にダルベックの3ランで先制。二、四回に2点ずつを加え、7投手の継投で勝ち切った。ヤクルトは16安打を放ったが及ばず、4連敗。
橋上監督代行「一つでも打席が多く回るように」と3番に起用
当初、巨人の先発予定だった山崎が右肩のコンディション不良で戦線離脱する緊急事態で、代わって先発した則本が三回途中4失点でノックアウト。両チーム合わせて25安打の乱打戦となった展開で、橋上監督代行が「すごく大きかった」と振り返ったのが、一回に飛び出したダルベックの先制3ランだった。
浦田の四球、佐々木の二塁打で無死二、三塁とし、約2か月ぶりに起用された3番で打席に。「みんなでつないでくれたチャンスだったので、何とか走者をかえせるようにと思った」。初球の甘い変化球を鋭く振り抜き、出場10試合ぶりの21号を左翼席へ運んだ。
責任感の強い右打者は、8月に入って一時、30打席近く適時打から遠ざかった。中軸の仕事が果たせずに、あと1本が出ず競り負ける展開が続いた時は「もっと得点しないと勝てない」と表情を曇らせていた。
それでも、21日の広島戦で決勝適時打を放つなど、状態を徐々に上げつつある。ダルベック自身も「物事をあまり複雑に考えすぎないようにして、スランプは脱したかなと思う」と自己分析。先制本塁打の後は安打が出ず、完全復活とまでは言えないものの、第1打席の初球を一振りで仕留めた久々のアーチには、明るい兆しが見えた。
ダルベックを3番、大城を4番に起用した狙いを、橋上監督代行は「今のうちの打線ではダルベックと大城が大きなポイント。この2人に一つでも打席が多く回るようにということで、こういう打順を組んだ」と説明した。一発長打の魅力を備えたポイントゲッターの活躍が、終盤戦を勝ち抜くカギを握る。(田原遼)
