ストーカー被害に遭ったサマンサ・スコルキンさん(36)

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 ある日、自宅の隣人たちのもとに届いた「Amazon」からの郵便物。ところが、封を開けると中から出てきたのは、同じマンションに暮らす人気モデルの"行為写真"だった──。

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 しかも、それは一度では終わらなかった。マンションの住民ら約400人に、行為写真が繰り返し送りつけられた。被害に遭ったのは、米ニューヨークでInstagramのフォロワー50万人超を抱える元プロボディビルダーでフィットネスモデルのサマンサ・スコルキンさん(36)だ。

 捜査当局が嫌がらせの主として特定したのは、意外な人物だった。

 10年以上前からの知人で、一時はスコルキンさんが「親友」と呼んでいたカメラマン、スチュワード・ノアック(54)だ。 ノアックは長年にわたってスコルキンさんの撮影を担当していた。しかし彼女に交際相手ができると、「私に恋をしていると告白してきた」といい、嫉妬深い態度を見せるようになったという。

 2人に恋愛関係はなかったが、ノアックは2度にわたってスコルキンさんに性的暴行を加えたと訴状では主張されている。1度目は「酒に酔っていた」という本人の説明を信じて許したものの、2度目を機に絶縁を決意。その数か月後の2024年2月ごろから、嫌がらせが始まった。

 住民らに送りつけられたのは、スコルキンさんが課金制の成人向け会員サイト「OnlyFans」で公開していた写真だった。しかも、単に写真を郵送したわけではない。

両親への"ギフトボックス"には白い物質が付着

「捜査当局によると、封筒や小包の発送元にはスコルキンさん本人や親族、さらには『Amazon』の名が記されていて、クリスマスには行為写真のほかOnlyFansをPRする"クリスマスカード"も送られていました。

 両親のもとには銀色のギフトボックスが2箱届き、中にはスコルキンさんの行為写真と黒い目出し帽が入っていました。目出し帽には、体液を思わせる白い物質が付着しています」(海外ジャーナリスト)

 スコルキンさんは、自身がOnlyFansで公開していた写真を両親までもが目にすることになったのがつらかったと振り返り、ノアックを「捕食者」などと厳しく非難している。

 捜査当局は、マンハッタンの郵便局から荷物を発送するノアックの姿を防犯カメラで少なくとも3回確認。パーカーにマスク、ラテックス製の手袋を着用していたこともあった。

「ノアックは2024年に逮捕され、性的画像の無断公開やなりすまし、嫌がらせ、ストーキングなどの罪に問われました。その後、司法取引が成立し、2025年3月に『公共の秩序を乱す行為』を認めることで決着。ストーキングなどの罪で有罪となることはありませんでした」(同前)

マンション側を約1億5000万円の損害賠償を求める訴訟

 ストーカー事件がひと区切りついたころ、思いもよらぬ展開が待っていた。

 スコルキンさんが暮らしていた「リッツ・プラザ」は、ワンベッドルームでも家賃が月5400ドル(約80万円)を超える。その管理側が、スコルキンさんとの賃貸契約の更新を拒否したのだ。7月には立ち退き手続きまで起こされたという。

「マンション側は具体的な理由を明らかにしていません。スコルキンさん側は、ストーカー被害を受けたことを理由に退去を求められたとして、ストーカーや性犯罪の被害者への住宅差別を禁じるニューヨークの市・州法に違反すると主張。建物の所有会社と管理会社を相手取り、100万ドル(約1億5000万円)の損害賠償を求める訴訟を起こしました」(同前)

 マンション側は訴えについて「事実的根拠がない」と反論している。

 ストーカーによって自宅の住民に性的な写真をばらまかれたうえ、今度はその自宅から追い出される――。スコルキンさんは、自身の経験について声を上げることで、同じような被害からほかの女性を守りたいと考えているという。