横浜M16歳・三井寺が鮮やかボレー プロ3戦目で初のV弾「対策されてもゴールやチャンスを」
◇明治安田J1第3節 横浜M 1―0 神戸(2026年8月22日 日産ス)
明治安田J1リーグは7試合が行われ、横浜F・マリノスがホームで神戸を1―0で下し、2連勝を飾った。4月に16歳0日でプロ契約したばかりのMF三井寺眞が前半9分、決勝の左足ボレー弾を決めた。本拠・日産スタジアムのデビュー戦で開幕戦以来となる今季2得点目を決め、圧巻の存在感を見せた。鹿島は福岡に3―2で競り勝ち、開幕3連勝。水戸は京都を3―1で下し、J1初勝利を挙げた。
鮮やかなボレーシュートが、雨を切り裂いた。前半9分、目の前に右クロスのこぼれ球が落ちてくる。MF三井寺は迷うことなく左足一閃(せん)。足の甲をかぶせるように狙い澄まし、逆サイドネットへ。高度な技術が凝縮された一撃は開幕戦以来の今季2点目。「自分のところにこぼれてきたのでうまく合わせようと思っていたら決まりました。数字も残せましたし、勝てたのでうれしいです」。お立ち台では三井寺コールに包まれた。
開幕の鹿島戦で先制弾を放つなど全3得点に絡む衝撃のデビューを飾った。もちろん満足感はない。「ここから活躍できる選手は対策されてもゴールやチャンスをつくることができる」とさらに上を意識した。警戒されても相手の想像を超える創造性豊かなプレーが持ち味。その原点は中学時代に所属した街クラブ「フォーリクラッセ仙台(現フォーリクラッセ東北)」にある。飛奈優太監督から「見てる人が“ここはパスでしょ”と思う場面で自ら仕掛けたり、違う発想ができたら面白いよね」と伝えられてきた。
次戦は26日、天皇杯2回戦のJ3福島戦(日産ス)が控え、FWカズとの43歳対決にも注目が集まる。その後、16歳4カ月27日で迎える29日のアウェー浦和戦でも得点すれば森本貴幸(東京V)の16歳5カ月30日を更新する最年少での2戦連発となる。「見ている人を楽しませられるようなプレーをどの試合でもできれば」と三井寺。開幕戦で先制点、2戦目はフル出場、そして3戦目で自身初の決勝弾。まだ表情には初々しさも残るが、試合を重ねるたび、16歳の存在感は増している。

