JRT四国放送

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9月1日から、道路交通法の改正により、生活道路の法定速度が60キロから30キロに引き下げられるのをご存じでしょうか。

普段何気なく利用している身近な道路も対象になる可能性があります。

いったいどのように変わるのでしょうか。

(記者)
「中央線などがないこちらの道路、今は時速60キロで走ることができますが、来月からは道路交通法の改正に伴い、新しい生活道路の法定速度時速30キロまで引き下げられます」

9月1日に施行される、改正道路交通法。

対象となる「生活道路」とは、住宅街などにある比較的狭い道路のことです。

(県警交通規制課・橋川智洋 次長)
「9月1日から生活道路、こういう中央線のないような道路に関しまして、これまで標識がないところの最高速度は60キロだった。これが30キロに引き下げられる」

8月21日朝、小松島市では警察官や社会福祉協議会のメンバーら14人が、法定速度の引き下げについて、ドライバーらに周知するためのチラシを配布しました。

(社会福祉協議会のメンバー)
「9月1日から生活道路が(法定速度が)60キロから30キロに引き下げられるので、よろしくお願いします」

(ドライバー)
「朝とか出勤もあるし、ここはかなりみんな飛ばすんですよね」
「ゆっくりしてたら追い抜かれることもあるので、結構、 子どもたちも歩いたりもするし」

(記者)
「法定速度が引き下げられることは?」

(ドライバー)
「いいことだと思う」

(県警交通規制課・橋川智洋 次長)
「地域住民の方が住んでいる生活道路は縦横無尽に張り巡らされていますので、たくさんの道路が今回の法改正の対象になってくる」
「交通事故については、特に時速30キロを超えると交通死亡事故になる可能性が高くなる傾向にあるので、制限速度をぜひとも守って欲しい」

徳島市八万町の住宅街のこちらの市道もそのひとつ。

近くには小中学校があり、朝の通勤・通学の時間帯には多くの歩行者や自転車が通ります。

街の人に話を聞いてみると。

(記者)
「普段自転車とか乗っていて、危ないなと思ったことはあった?」

(街の人は)
「夜とか速い車が通るので、危ないこともあった」

(記者)
「この場所が、法定速度30キロになりますが?」

(街の人は)
「小学生とかも通るので(法定速度は)遅い方がいいと思う」

(街の人は)
「自転車で通っていたら子どもたちとすれ違うこともあるし、危ないなというのを目の当たりにすることもあるので、自分の子どももこの道を歩いているし」

(記者)
「やっぱり30キロで?」

(街の人は)
「その方がいいですね、賛成です」

国道55号の渋滞時に抜け道として使われることが多いという、徳島市雑賀町のこちらの道路。

スピードを出しがちな、こうした場所も時速30キロ制限の対象となります。

一方、こちらの道路のように中央線や車両通行帯、ラバーポールなどが整備されている道路は、9月以降も法定速度は時速60キロのままです。

(県警交通規制課・橋川智洋 次長)
「自転車の方や歩行者の方を交通事故から守るためには、自動車の最高速度を抑制することが重要となってくるが」
「すべての道路について速度規制を設けることは現実的ではない」
「そこで、最高速度の定められていない道路について、中央線などのある道路については時速60キロ」
「中央線などのない道路については時速30キロとすることで、安全な交通環境を確保しようというもの」

(記者)
「今回の法改正に伴って、取り締まりの方針はどのように変わるのでしょうか。」

(県警交通規制課・橋川智洋 次長)
「今回の法改正によって、交通指導取り締まりの方針が変わるものではありません」
「法改正の趣旨について周知を図るとともに、交通事故発生状況や道路環境の実態を踏まえ、適正に取り締まりを推進することとしている」

県警によりますと、2025年に県内で発生した1895件の人身事故のうち、道幅5.5メートル未満の生活道路での事故は378件と、約2割を占めています。

一方、一部の道路では地域の交通実態に配慮し、新たに独自の指定速度が設定される場所もあります。

(記者)
「川内町の市道中島・榎瀬線に来ています。こちらでは今、最高速度40キロの道路標識が取り付けられています」
「この道路は歩行者の多い生活道路というよりも、徳島市と北島町の間を通過する道路としての役割が大きいです」
「そのため、新たな法定速度30キロではなく、最高速度40キロと設定されました」

本来であれば、時速30キロへの引き下げ対象ですが、速度調査の結果や事故の発生状況などを踏まえ、時速40キロ規制が新たに設けられました。

道路標識などで最高速度が指定されている場合は、その指定速度が優先されます。

歩行者や自転車が多く行き交う生活道路。

ドライバーには改めて速度を意識して、余裕をもった運転が求められています。

9月以降30キロに引き下げられた道路を60キロで走行した場合、30キロの速度超過で「免許停止処分」の対象となりますので、十分な注意が必要です。