コメ農家の収入は大幅減か「約400万円経費上乗せ」肥料費の高騰で生活に懸念も…新米価格は値下げへ
JAが北海道内のコメ農家に前払いする「概算金」が、2026年は2025年に比べておよそ4割引き下げられることがわかりました。
新米の価格や生産者にどのような影響があるのでしょうか。
(記者)「品種は?」
(コメ農家 長谷浩幸さん)「ゆめぴりかです。うまくいくと豊作といいますか、大変良好な状況です」
空知・妹背牛町のコメ農家・長谷浩幸さんです。
9月上旬からの稲刈りに向けて準備を進めています。
関係者によりますと、道内で秋に収穫されるコメの概算金は、玄米60キロあたり「ゆめぴりか」は1万8000円、「ななつぼし」は1万7000円ということです。
2025年に比べそれぞれ1万2000円引き下げられ、コメ農家の収入は大幅に減ることが予想されます。
(コメ農家 長谷浩幸さん)「かなり厳しいですね。肥料費がものすごく高騰していて、去年から比較して360万円から400万円くらい経費が上乗せされる。ことしは私たちは生活費が出ないという懸念がある」
農水省の統計では2026年6月末のコメの民間在庫量は243万トンです。
統計をとりはじめた2004年以来最大で、適正水準とされる180万から200万トンを大幅に上回っていて、「コメ余り」が概算金の大幅引き下げに影響したとみられます。
(西郷記者)「こちらの売り場に並ぶ道産のコメは5キロで3000円台で売られています」
札幌市東区のスーパーです。
令和7年産の道産米は2025年、新米の時期には4000円台で販売されていましたが、いまは5キロでおよそ1500円値下がりしています。
2026年の新米の価格はどうなるのでしょうか?
(マルコ東苗穂店 滝澤翔太店長)「税込み3000円以下で販売するよう話を進めている。価格が上がってコメ離れも進んでいるので、客のためには価格が下がって商品が売れればありがたい」
概算金を決めるホクレンは「今後の販売見通しや需給動向などを総合的に勘案し、責任ある共同販売を行う観点から決定した」としています。
