山村聡氏(内科医)が、YouTubeチャンネル「やさしい内科医 | 山村そうの血糖値実験室【糖尿病予防】」にて、「食後の血糖値対策⁉︎【かかと落とし】内科医が実践して効果を検証!」と題した動画を公開した。動画では、おにぎりを食べた直後に「かかと落とし」を100回行い、血糖値がどのように変化するかを自らの体で検証。運動したにもかかわらず血糖値のピークが高くなってしまうという驚きの結果と、その背景にある体のメカニズムが解説されている。

検証には二の腕に装着するセンサー「FreeStyleリブレ」が使用された。まず比較の基準として、ツナマヨおにぎりを1個食べた際の血糖値を測定。食前の数値103からスタートし、食後50分でピークとなる195を記録し、上昇幅は92となった。続いて別の検証として、同じおにぎりを食べた直後に「かかと落とし」を100回実施。山村氏が「特にふくらはぎがパツパツになりました」と語るほどの負荷をかけた結果、食前の87からスタートし、食後80分でピークの194に到達。上昇幅は107となり、何も運動しなかった時よりも大きな上昇を見せた。

この結果を受け、山村氏は「かかと落としやった方が、血糖値上がっちゃいましたね」と意外な結果に言及する。一見すると「意味ないんじゃないの」と思える現象の理由について、体を動かすエネルギーを供給するために「血液中に糖が出てきます」と解説。食事による血糖値の上昇に、運動による糖の放出が「少し上乗せされた」ため、ピークが高くなったと独自の考察を展開した。

今回の検証では、食後の「かかと落とし」単体では血糖値のピークを下げる効果は小さいことが判明した。しかし、山村氏は運動自体の意義を否定せず、今後は全身を使うウォーキングなど、別の運動との比較も行うとしている。食後の運動が必ずしも即座の血糖値低下に直結しないという事実は、健康管理の奥深さと、自身の体に合った対策を探求する重要性を教えてくれる。

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