PSGへ移籍したトーレス photo/Getty Images

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パリ・サンジェルマンは15日、バルセロナからFWフェラン・トーレスを獲得したことを正式発表した。移籍金は約5000万ユーロとされ、フェランはルイス・エンリケ率いるパリの新たなプロジェクトに加わることになった。

今回の移籍によって、ルイス・エンリケがパリ・サンジェルマンの監督に就任した2023-24シーズン以降、バルセロナからパリ・サンジェルマンへ移籍した選手は実に4人となった。両クラブの間では以前から大型移籍が行われてきたが、スペイン人指揮官の就任後、その関係はさらに強まっている。『MUNDODEPORTIVO』が報じた。

最も象徴的なのがFWウスマン・デンベレだ。2023年夏に約5000万ユーロでバルセロナからパリ・サンジェルマンへ移籍すると、ルイス・エンリケの下で大きく飛躍した。バルセロナ時代には期待された才能を十分に発揮できない時期もあったが、パリ・サンジェルマンでは攻撃の中心選手へと成長。2度のチャンピオンズリーグ制覇に貢献し、そのうち1度はバロンドール受賞にもつながった。

同じ2023年夏にはGKアルナウ・テナスもパリ・サンジェルマンへ移籍した。バルセロナとの契約満了によるフリー移籍で、ルイス・エンリケが足元の技術に優れたGKとして獲得を望んだ選手だった。しかし、パリ・サンジェルマンではリーグ戦7試合、チャンピオンズリーグ3試合の出場にとどまり、2025-26シーズンにはビジャレアルへ完全移籍。その後マジョルカへレンタル移籍している。

3人目は、ラ・マシア期待の若手だったMFドロ・フェルナンデスだ。ハンジ・フリックから将来を期待されていた逸材だったが、今年1月にパリ・サンジェルマンへ移籍。約820万ユーロを支払い、若き才能を獲得した。

そして今回、4人目としてフェランが加わった。フェランはバルセロナで重要な役割を担っていたものの、パリ・サンジェルマンからの約5000万ユーロのオファーを受けて新天地を選択。ルイス・エンリケとはスペイン代表時代にも関係があり、本人もパリ・サンジェルマン加入後のインタビューで指揮官への強い親しみを語っている。

一方で、この両クラブの移籍関係には大きな特徴がある。近年はバルセロナからパリ・サンジェルマンへ選手が渡る一方通行の関係になっているのだ。バルセロナがパリ・サンジェルマンから選手を獲得した最後の例は、2016年のDFリュカ・ディニュまでさかのぼる。

もちろん、両クラブの歴史を振り返れば、FWリオネル・メッシの加入など、これまでも強烈なインパクトを残す取引があった。特に2017年のネイマール移籍は2億2200万ユーロという当時の史上最高額で、バルセロナとパリ・サンジェルマンの関係を象徴する出来事だった。

そして現在、その関係をさらに深めているのがルイス・エンリケだ。デンベレを世界最高クラスの選手へと引き上げ、テナスやドロといった若手にも目を向け、今回はフェランまで獲得した。

フェランの移籍は、単なる一つの補強ではない。ルイス・エンリケとパリ・サンジェルマン、そしてバルセロナの間で続く「バルサからパリへ」という移籍の流れに、新たな1ページが加わることになった。