スポニチ

写真拡大

 プロボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(39)が16日放送のTBS系「週刊さんまとマツコ」(日曜後1・00)に出演。現役時代から受けていた巨額詐欺被害を告白した。

 この日は「芸能人リアル被害者の会」と題して金銭トラブルに遭ったという著名人をゲストに呼びトーク。トップ3としてベビーシッターから窃盗被害を受けたタレントの神田うの、投資詐欺の「平成ノブシコブシ」の吉村崇とともに出演した。

 亀田氏の被害は“兄貴”と慕っていた人物からのシンプルな詐欺。「“(良い話があるから)お金出さへんか?”っていうのがスタートやった。“こういうのやったらもうかるよ”とか、初めはそうじゃないですか。それで4000万(円)。出したんですよ」とさらり。

 その相手とは、元々応援してもらっていたスポンサーに紹介してもらったそうで、「凄い良い人や」と信頼していたといい、「実際その人の親とかもそれなりの会社をやっている。お店もやってたり、その人のことをずっと“兄貴”と呼んで、慕ってた。僕もお兄ちゃんいなかったんで、そういうところもあったかもしれない」とした。

 商売の話などしていた中で「こんなのをやったら面白いぞ。出しても3カ月後には戻ってくる」と言われたといい、「次に“また違う案件あるけどどう?”って。それで2000万(円)かな、出したんですよ」と亀田氏。「でも、たまにちょっと返ってくるんですよ。100万(円)とかですけど。返ってくるから、僕からしたら“ちゃんと返ってきた”“ちゃんと言った通り、一応やってるな”って。そこから(合計で)3億(円)くらい行ったんちゃうかなって。だんだん積み重ねて」と明かした。

 まさかの金額にスタジオも騒然。それでも、亀田氏は「試合したりとかしたら、ファイトマネーが入ってくるじゃないですか。だからそういうところで狂ってたんですかね」と苦笑。相手も、興行時のスポンサーをやってくれたり、チケット買ってくれたり、試合も見に来てくれていたこともあり、まさかその相手が詐欺をしているとは考えていなかったという。

 さらに、亀田氏は金銭だけでなく、“兄貴”に土地とマンションを譲渡してしまったという。これには、マツコ・デラックスも「なんでよ!」とツッコミ。

 亀田氏は「意味がわからなかったんですよ」と弁明。契約を変えることでお金を借り入れることで「1億円か、2億円戻せる」などと説明されたようで、「今やったら絶対しないですよ。でも“戻ってくるんや”って。それでサインした」と信じてしまったという。

 “兄貴”の要求はエスカレートし、「金貸してくれ」に変わってきても「ここ行かへんかったら、戻ってけえへん」と思ってしまったといい、その後もむしり取られ、その被害総額は7億円以上にも及んだという。

 「最後に嫁からも、ちょうど三男生まれたばっかりで、“幼稚園の金もない”って言われるぐらいまでなってた」とすべてを奪われ、亀田氏のお金も底をつくことに。

 このタイミングで知り合った人に“兄貴”を紹介。これが転機となったようで、その人は「ちょっと興ちゃん大丈夫ですか? あの人」と“兄貴”に疑問を抱いたといい、“兄貴”の会社のことなどを調べてくれたという。会社は「3期連続赤字で、債務超過にもなっている。正直厳しいんじゃないですか?」と指摘してくれ、これまでの経緯を話すと「明確なる詐欺ですね」と言われたという。

 「何とか取り戻したいですね」と言ってくれたものの、相手は「自己破産してしまった」こともあり、取り戻すこともできなかったという。

 ただ、冷静に番組で経緯を振り返りると「やっぱりこれイタイな」とポツリ。スタジオを笑わせた。