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 プロボクシング元世界3階級制覇王者の中谷潤人(28=M・T)が15日放送の日本テレビ系「アナザースカイ」(土曜後11・00)にゲスト出演。5月2日に行われた井上尚弥との“伝説の一戦”に挑む直前に大切な人との別れがあったことを告白した。

 中谷は「何のために高校に行くのか見いだせなかった」という思いからボクシングへ専念するために15歳で単身渡米、今でもトレーナーを務める“名参謀”ルディ・エルナンデス氏にボクシングを教わりながら、ホームステイをさせてもらっていた。

 ボクシング練習以外はルディ氏の父ロドルフォさんが生活の面倒を見てくれることが多かったという。「練習の送り迎えも含めて、子供のように可愛がってくれた。食事や身の回りのこともフォローしてくれた。本当におじいちゃんみたいな存在だった」と回想した。

 そして練習後に通っていたメキシコ料理店の注文メニューから2人だけの合言葉が生まれた。その一つが食事を意味するスペイン語の「comida(コミダ)」という単語だった。

 しかし、ロドルフォさんは今年2月26日に他界。尚弥との大一番を控える中で、米国合宿前に実施された日本での走り込み合宿最終日にロドルフォさんの訃報を聞いた。合宿を終えてそのままロサンゼルスに駆けつけて、大切な人と別れを告げた。

 “伝説の一戦”ではボクサートランクスの腰にロドルフォさんとの合言葉であった「comida」を刻んだ。「僕がやるべきことは井上戦に勝つことだったので、一緒に戦っておじいちゃんにも力を貸してほしいという思いで入れました」を明かした。