1990年代マクラーレンF1へのオマージュ ゴードン・マレー最新作、690psのV12スーパーカー『S1』発表 6速MT&3座シート
名車『マクラーレンF1』へのオマージュ
ゴードン・マレー・オートモーティブ(GMA)は、新型スーパーカー『S1』を米国で発表した。創業者ゴードン・マレー氏が1990年代に手掛けたマクラーレンF1へのオマージュとなる。
【画像】ゴードン・マレー氏が自ら手掛ける現代版マクラーレンF1【GMA S1を詳しく見る】 全23枚
新型S1は64台のみの限定生産で、昨年発表された『S1 LM』を「ツーリング志向」に仕立て直したモデルだ。S1 LMがル・マン優勝車のマクラーレンF1 GTRからインスピレーションを得ていたのに対し、この最新作はロードカー仕様のF1の精神的後継車として位置づけられている。

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そのため、ボディは完全に一新されて威圧感の少ないスタイリングとなり、「高いダウンフォースよりも、メカニカルグリップを最適化」しているという。
S1 LMの巨大なリアウィング、レース仕様のフロントスプリッター、深いサイドスカートは外され、代わりに、リアに搭載された新しいアクティブエアロシステムが高速走行時の安定性を高めている。
ヘッドライトも新設計で、ランニングライトが統合されている。また、軽量ホイールは、ゴードン・マレー氏が1992年に披露したF1の初期デザインに着想を得たものだ。
コスワース製4.2L V12エンジンを6速MTで
S1は、S1 LMよりも車高が10mm高く、より柔らかい乗り心地を実現するようサスペンションがチューニングされている。GMAによると、ステアリングの精度やフィードバックへの影響は最小限に抑えているという。
基本構造は『T50』をベースとしており、同じ最高出力690psのコスワース製4.2L V12エンジンと6速マニュアル・トランスミッションを採用している。ただし、「快適なツーリング」を重視し、トルクレンジが広くなるよう調整されている。

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コックピットはハードコアな走りを追求する仕様ではなく、3席のレザーシート、高性能なサウンドシステム、さらに充実した防音対策を備えている。にもかかわらず、カーボンファイバー製ボディのS1はT50よりも軽量だ。
S1 LMは5台限定だったが、S1は64台の生産が計画されており、比較的入手しやすいモデルとなっている。
GMAは価格を公表していないが、昨年行われたオークションではS1 LMの1台が2060万ドル(約32億円)で落札された。そこまで高価ではないにしても、T50(280万ポンド=約6億円)の数倍の価格になると予想される。

