漫画『はたらく細胞』作者が「うつ病」発症歴を公表。どんな原因で起こる? 医師が原因・症状を解説

疲れによる頭痛を予防・改善するには、休息や姿勢、睡眠など日常生活の見直しが重要です。目や首・肩への負担を減らす具体的な対処法を解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「疲れで頭痛」が起こるのはなぜ?医師が対処法と考えられる病気を解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
伊藤 陽子(医師)

浜松医科大学医学部卒業。腎臓・高血圧内科を専門とし、病院勤務を経て2019年中央林間さくら内科開業。相談しやすいクリニックを目指し、生活習慣病、腎臓病を中心に診療を行っている。医学博士、産業医、日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本医師会認定産業医、公認心理師。

「疲れで頭痛が起こる」ときの正しい対処法は?

疲れで頭痛が起こる場合、まずどのように対処するのが正しいでしょうか。ここでは、疲れに伴う頭痛の対処法についてお話しします。

疲れを感じたら休息を

疲れから頭痛が起こる場合、首や肩周りの筋肉のコリであったり、眼の疲れが原因となる事も多いです。まずは長時間同じ姿勢をとらずに休憩して少し体を動かしたりストレッチすること、また目を休める事も大切です。スマホやPC作業の場合、眼精疲労を防ぐためにも60~90分毎に10分程度休息を挟めると理想的と言われています。

正しい姿勢を心がけましょう

姿勢が悪いと首や肩などに無理な負担がかかり筋肉の緊張が強くなりコリの原因となります。猫背などにならないようにして、正しい姿勢で作業をするようにしましょう。

眼とスマホ・PCの画面の疲れにくい最適な距離とは?

スマホは画面が小さく、近づけて見がちです。目とスマホの画面は30cm以上離して見るようにしましょう。タブレットやPC画面も40cm以上離して見る事がすすめられます。また、見やすくするために部屋の明るさの調整や画面の輝度、文字のサイズなどにも気をつけましょう。

十分な睡眠を確保しましょう

睡眠時間をしっかりととることも頭痛の予防につながります。成人では、一般的には6時間以上の睡眠が推奨されています。しかし、[陽伊1] 睡眠時間は個人差が大きいため、日中に疲れや眠気を感じない程度の睡眠をとるようにすることが大切です。

ストレスをため込まないようしましょう

ストレスをため込むことも頭痛の原因となります。ストレスを感じるときにはリラックスできる環境調整を行いましょう。まずは、日常生活を見直し、リズムを整え、十分な睡眠をとることから始めるのも良いでしょう。

「疲れで頭痛が起こる」症状についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「疲れで頭痛が起こる」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

なぜ疲れが溜まってくると頭痛が起こるのでしょうか?

伊藤 陽子(医師)

疲れがたまることで、首や肩周囲の筋肉がコリ固まり頭痛の原因となる事もあります。また、疲れが片頭痛などの頭痛の誘因となる事も多いです。

疲れが溜まって起こる頭痛はどんな痛みなのでしょうか?

伊藤 陽子(医師)

首や肩回りのコリに伴うような筋緊張性頭痛の場合には、両側性で、圧迫感、締めつめつけ感がある非拍動性の頭痛であることが多いです。また、片側性のズキズキするような拍動性の痛みが起こる片頭痛も起こりやすいです。

眼の疲れが原因による頭痛は、眼を温めれば改善しますか?

伊藤 陽子(医師)

目の疲れ、眼精疲労には目を温めると血行不良を改善して眼精疲労を一時的に癒すことができます。ホットタオルやホットアイマスクなどで10分程度温めると目の疲れが改善します。軽い頭痛であれば、眼を温めて休ませることも良いでしょう。

まとめ 疲れで頭痛が起きたときはまず休息を

疲れに伴う頭痛を経験した事がある方も多いでしょう。首や肩の筋肉の緊張、コリに伴う筋緊張性頭痛であったり、眼精疲労に伴う頭痛、また片頭痛が起こっていることが考えられます。多くは緊急性がある頭痛ではありませんが、頻回に頭痛が起こる場合には何か原因がある可能性も考えられます。何度も頭痛が起こる場合や、ひどい頭痛が起こる場合には脳神経外科や頭痛外来を受診して相談してみることがおすすめです。
特に何度も頭痛薬を飲んでいる場合、頭痛薬を頻回に飲むことが原因となっていることもありますので、一度専門外来を受診することをお勧めします。

「疲れで頭痛が起こる」症状で考えられる病気

「疲れで頭痛が起こる」から医師が考えられる病気は7個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

脳神経系の病気

片頭痛緊張型頭痛脳血管障害

眼科系の病気

眼精疲労

内科系の病気

高血圧慢性疲労症候群

精神科系の病気

うつ病

疲れで頭痛と言ってもさまざまな病気の可能性が考えられます。何度も頭痛がおこったり、強い頭痛がつづく、頭痛が長く続く場合には頭痛外来などの専門外来へ受診することをお勧めします。

「疲れで頭痛が起こる」に似ている症状・関連する症状

「疲れで頭痛が起こる」と関連している、似ている症状は7個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

吐き気

肩こり

目の疲れ目のかすみ

手足の動かしづらさ

ろれつが回らない

意識障害

疲れで頭痛が起こる場合、緊急性がないもの多いですが、麻痺の症状や意識障害などを伴う場合には、脳血管障害を起こしている可能性が考えられます。この場合には、救急車を要請して救急外来を受診しましょう。

【参考文献】
・日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会|頭痛の診療ガイドライン2021
・日本頭痛学会|緊張型頭痛
・厚生労働省|健康づくりのための睡眠ガイド2023