2026年上半期「盗難車ワースト10」は?(画像はイメージ、keyphoto/PIXTA)

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軽トラ」も油断は禁物! ハイゼットやキャリイが狙われる傾向に

 近年、高級車を中心とした自動車盗難事件が相次いでおり、その対策が喫緊の課題となっています。そのような状況の中、警察庁は2026年8月3日、2026年上半期(1月〜6月)における車名別盗難台数の状況について公表しました。

 同統計によると、2026年上半期における盗難台数は多い順に、以下のような結果となりました。

【画像】「えっ…!」 これが盗難にあった「ランドクルーザー」です! 画像で見る(20枚以上)

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1位 トヨタ・ランドクルーザー 219台(前年同期765台、−546台)
2位 トヨタ・プリウス 170台(前年同期289台、−119台)
3位 トヨタ・アルファード 97台(前年同期191台、−94台)
4位 トヨタ・ハイエース 92台(前年同期97台、−5台)
5位 ダイハツ・ハイゼット 56台(前年同期38台、+18台)
6位 トヨタ・クラウン 50台(前年同期107台、−57台)
7位 レクサス・RX 48台(前年同期141台、−93台)
8位 レクサス・LS 45台(前年同期55台、−10台)
9位 スズキ・キャリイ 40台(前年同期43台、−3台)
10位 トヨタ・ヴェルファイア 38台(前年同期37台、+1台)
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 なお、トヨタの「ランドクルーザー」「プリウス」「アルファード」「ハイエース」は2025年中の盗難台数でも上位1〜4位となっています。2026年上半期は前年上半期よりも盗難台数が減っているとはいえ、依然として被害の多い車両といえるでしょう。

 さらに、トヨタの「クラウン」やレクサスの「RX」「LS」といった高級車も2025年中の盗難台数トップ10にランクインしており、狙われやすい傾向にあります。

 上記のようなクルマは価格や性能面などで海外での人気が高く、盗まれた自動車は「ヤード」と呼ばれる自動車の保管・解体施設で分解されてコンテナに積み込まれ、海外に不正輸出されるケースもみられます。

 また、ダイハツ「ハイゼット」、スズキ「キャリイ」といった軽トラックも盗難被害が発生しています。小型で取り回しがしやすく、農業や建設業など幅広い用途で利用される実用的な車両であるため、高級車でなくても盗まれる可能性があることは頭に入れておくべきといえます。

 そして2026年上半期は、前年同時期のトップ10に入っていなかったトヨタ「ヴェルファイア」が10位にランクインしており、盗難台数も微増しています。こちらも高級車であり、今後も盗難に注意していく必要があります。

 個人ができる盗難防止対策としては、まず、クルマのハンドルロックやホイールロックのほか、衝撃を感知して警報音を発する警報装置などをクルマに取り付けることが効果的です。

基本的に犯人は、犯行に時間を要したり周囲の人に気づかれたりすることを嫌うため、その観点から対策をしていくことが大切です。

 最近では、特殊な機器をクルマの左前部付近の配線につないでドアロックを解除する「CANインベーダー」という手口が主流となっていますが、この手口に対しては、クルマの左側を駐車場などの壁際に寄せて駐車し、犯人の作業スペースを作らせない対策も推奨されています。

 そのほか、車種を特定されないようクルマに自動車用ボディカバーを付けたり、駐車場にセンサーライトや防犯カメラ、車止めポールなどを設置することも有効な対策のひとつです。

 また警察庁の統計によると、2025年中は自動車盗難の認知件数6386件のうち、「一般住宅」で盗まれたケースが2885件と最多であるものの、それ以外の駐車場で盗まれる事例も発生しています。

 もし自宅以外の駐車場を利用する場合には、防犯カメラをはじめとする防犯設備が充実し、しっかりと管理されている駐車場を選ぶことも重要です。

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 現在、警察では自動車盗難の温床となりやすい「不法ヤード」への立ち入りや各種法令を駆使した取り締まりなどを実施しています。加えて、税関では盗難自動車の不正輸出を防止するため、ふ頭の管理強化やコンテナの検査などをおこなっています。

 ただし、これらの公的機関の対策だけで自動車盗難を完全に防止することは現状難しく、自動車ユーザー個人でも、複数の方法を組み合わせながら盗難防止対策を講じていく必要があるでしょう。