「親日派の子孫がぬくぬくと…許せない」 売国奴嘲弄イベントを開く韓国のMZ世代
第81周年光復節(解放記念日)を控え、芸能界・産業界・公共部門の全般でいわゆる「歴史リスク」が表れている。女優ハヨンの曽祖父をめぐる親日派論争が浮上したのに続き、最近では仁川(インチョン)市が光復節の横断幕に太極旗(国旗)を逆さに描いたという指摘を受け、これを撤去する騒ぎもあった。ニューバランスも太極旗を誤って表現した商品を販売し、謝罪して販売を中止した。スターバックスは「タンク(戦車)デー」論争の余波で、27年目に初めて四半期基準で営業赤字となった。
注目すべき点は、上の世代に比べて歴史問題に相対的に無関心と評価されてきた20・30代の世代がこうした論争に積極的に反応している点だ。女優ハヨンの論争当時、SNSなどには「親日派の子孫が今でもぬくぬくと暮らしているのは話にならない」といった批判が続き、企業や公共機関の歴史認識不足に対する指摘も続いた。韓神大学社会学科のユン・サンチョル教授は「20、30代は歴史問題そのものよりも、その過程で発生した特権や責任、公正性の問題に敏感に反応する」とし「過去の歴史的な出来事を現在の『公正』という枠組みの中で解釈している」と分析した。
◆光復節に「売国奴嘲弄祭り」
こうした流れは単なる批判にとどまらず、歴史問題に関心を持って直接参加する文化へとつながっている。光復節の当日にMZ世代が親日派や売国行為を堂々とあざ笑う異色のポップアップイベントを開くのも同じ脈絡で考えられる。
歴史クリエイターが集まる「李舜臣(イ・スンシン)愛団×世宗大王(セジョンデワン)愛団」は15日午後12時から6時までソウル市西大門区のokbaカフェで「第1回親日派剔抉カフェ−売国奴嘲弄祭り」を開催する。乙巳勒約の締結を主導した李完用(イ・ワンヨン)を狙った「李完用肝っ玉スクイーズ」など独自制作したグッズも販売される。「815ラテ」や「倭軍ブラッドレッド」などと名付けられたドリンクも登場する。このほか、親日派除去能力検定試験、旭日旗破り体験、韓国史能力検定試験1級取得者は無料で撮影できるフォトブースなど、参加型のコンテンツも用意されているという。
こうしたイベントでも歴史的な考証を軽視しているわけではない。2024年に「世宗大王バースデーカフェ」「李舜臣バースデーカフェ」を企画した運営陣が意気投合し、世宗実録の専門講師に諮問までしてイベントを準備したという。イベントを企画した30代の会社員キム・ハウン氏は「国家機関が主催する光復節公式行事とは違い、個人は親日派を自由に風刺できるという点を活用した」とし「歴史を難しく重く消費しないよう、あえてB級コードを借用した」と説明した。また「イベントを準備しながら、名前しか知らなかった乙巳五賊や丁未七賊の一人ひとりの親日行為について具体的に勉強できたのも意味深かった」と話した。
高麗大学韓国史学科の鄭泰憲(チョン・テホン)名誉教授は「重い歴史を愉快な方法で解釈することは、20・30代の世代が慣れ親しんでいるコミュニケーション方式」とし「遊びの要素を活用しても歴史への関心や参加を引き出すことができるのであれば十分に意味のある方法」と述べた。
![15日の「売国奴嘲弄祭り」で販売される「李完用(イ・ワンヨン)肝っ玉スクイーズ」 [写真 X]](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/9/e/9e9f7_204_49fc2cf2_fba923a5.jpg)
