人権団体、女性の人権に関する国家レベルの博物館設立準備呼びかけ/台湾
同基金会の蔡恩加董事長(会長)は台湾人慰安婦について、忘れられたり、存在を消されてはならない歴史の一部だと強調。同基金会が運営する展示施設「おばあちゃんの家 平和と女性人権館」では慰安婦59人の人生の物語を紹介している他、ジェンダーや人権に関する教育拠点だと説明した。設立から10年の来訪者は14万5000人以上で、うち約2割が外国人だったという。
また、政府に対し、国連安全保障理事会決議1325号を参考に女性・平和・安全保障に関する国家行動計画を策定し、ジェンダーの視点を備えた全社会防衛強靱(きょうじん)性システムを構築するよう要望。歴史の真相を正視し、慰安婦や軍事性奴隷に関する内容を「課程綱要」の学習目標に盛り込み、中学校や高校の教科書では「慰安婦/軍事性奴隷」と明記するよう求めた。
杜瑛秋執行長も、人権館の10年間の総支出は9225万台湾元(約4億5800万円)に上ると説明。政府の補助金2800万元(約1億3900万円)余りと寄付金2400万元(約1億1900万円)余りを含めても、3000万元(約1億4900万円)以上の財政赤字を抱えているとし、この公共資産を国が引き継ぐことに強い期待を示した。
(呉欣紜/編集:齊藤啓介)

