大谷翔平(C)共同通信社

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 メジャーは優れた選手をそろえたチームが勝つとは限らない。カネに飽かせて投打のトップクラスの選手をかき集めたドジャースにしても、日本時間8日のダイヤモンドバックス戦まで7連敗したくらいだ。

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 そのドジャースが、短期決戦のプレーオフでチームのアドバンテージをフルに活用しようと、いまからソロバンをはじいている。

 大谷翔平(32)が二刀流選手であるがゆえの利点、つまりは「大谷ルール」のことだ。通常、投手の枠は13人と決まっているものの、投打の二刀流の大谷はその13人に含まれない。ドジャースはつまり、大谷も含めて投手を14人起用できる。今季序盤、カブスのカウンセル監督はこの「大谷ルール」について、「実質的に特定のチームに有利に作用している」とかみついて物議を醸した。この発言の是非はともかく、何が起こるか分からない短期決戦では、ワールドシリーズ3連覇を狙うドジャースにとってレギュラーシーズン以上のアドバンテージになる。

 13日のロイヤルズ戦の試合前、ドジャースのロバーツ監督はこう言った。

「大谷はポストシーズンで投げたい」

「彼が二刀流選手であることを考えれば、そこに投球イニングを加えられるのはチームにとってプラスになる」

 左膝と右上腕二頭筋に不安を抱える大谷は去る9日、17日ぶりにキャッチボールを再開。その後、11、12日と2日連続でキャッチボールを行い、投手としての調整を順調に進めている。

「何度かブルペンで投げること、次にライブBPを行うこと。そしてライブBPを終えれば、実戦で1イニングを投げられると感じると思う。先に進むのはそこからだ」(ロバーツ監督)

 先発して1、2イニングのオープナーか、リリーフか、起用法はハッキリしていないものの、プレーオフの登板を視野に入れている大谷に焦りはない。

「早く投げられるようにもちろん調整したい。ただ、もう一度、離れる(後退する)ことがないように慎重に進めたいなと思う」とは本人だ。