【漫画】約20年ぶりの焼き鳥屋… 大人になって出会った大将の“粋な気遣い”に「そんなお店に出会いたい!」【作者取材】
イラストレーターのこーでんさんの漫画「今日の偏愛 令和の大将」がインスタグラムで1700以上の「いいね」を集めて話題となっています。
作者が小さい頃に行った焼き鳥屋さん。大将の粋な計らいに感銘を受け、「焼き鳥屋さん」がいつしか思い入れの強い場所になっていました。思い出を大切にするあまり、気軽に行けなくなっていたのですが、夫から誘われて約20年ぶりに焼き鳥屋さんへ…という内容で、読者からは、「なんてすてきな出会い」「言葉にして思いを伝えるって大切ですよね」「私もそういうお店に出会いたい!」などの声が上がっています。
心をつかまれた“大将”との出会い
こーでんさんは、インスタグラムで作品を発表しています。こーでんさんに作品について話を聞きました。
Q.今回、漫画「今日の偏愛 令和の大将」を描いたきっかけを教えてください。
こーでんさん「小さい頃の思い出を大切にしすぎていて、約20年ぶりに焼き鳥屋さんに行きました。そこの大将さんのギャップとお人柄にひかれて、『この方の魅力をどうしても漫画で伝えたい』と思ったからです」
Q.小さい頃に行った焼き鳥屋さんと、大人になってから行った焼き鳥屋さん、見え方や感じ方に違いはありましたか。
こーでんさん「小さい頃に行った焼き鳥屋さんは、ビールや日本酒を楽しみ、大人のたちが集まるような、いわゆる昔ながらのレトロなお店だと感じていました。カウンターにいたのは、そんな子どもの私にとってちょっと距離の遠い、渋カッコいい大人の象徴のような、いぶし銀の大将さんで。敷居が高いなと緊張していたら、そんな私の気持ちを察したように、温かい対応をしていただきました。『ああ、焼き鳥屋さんはこういう大人に会える場所なんだなあ』と感じました。
大人になった今、『あの頃のような体験はもうできないかもしれないな』と思っていたのですが、このお店の大将さんは、令和らしさを体現しながら、古き良き人情にあふれた粋なお方でした。『あの日の大将』をまた感じることができて、ときめきはもちろんのこと、『変わらないんだなあ』という安心感もありました。思い出を守ろうとして20年以上も行けなかったのに、結果、新たな聖地を見つけてしまいました」
Q.その後、このお店にはまた行かれたのですか。
こーでんさん「実はお酒が弱く、『誘ってもらえたからには、何か覚えたい!』とお酒を試しているのですが、簡単にはいかず…。格好つけるのは諦めて、また夫と一緒に味わいに行こうと思います。『漫画にしちゃいました』っていうご報告も兼ねて(笑)」
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
こーでんさん「2024年の春ごろから、SNSで投稿するようになりました。日常や体験、人との出会いの中で感じたことを、ゆるいコメディタッチで描いています。が、最近はどうにもすてきな人への熱い思いを叫ぶことが増えています(笑)」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。
こーでんさん「体験レポートを増やしていきたいです。サービスでも体験でも、その向こう側にいる作り手さんの姿が伝わってくるたび、どうしようもなくキュンとしては、その感動を世に叫びたくてたまらなくなるんです。ただただ、『あなたが好き!』ってお伝えしたいんだと思います」
Q.漫画「今日の偏愛 令和の大将」について、どのようなコメントが寄せられていますか。
こーでんさん「『職人さんにキュンってなるの分かります』というお声があり、『粋な大人たちは、やはり現代にもいるんだなあ〜』とうれしくなりました。また、『やはり言葉にするって大事』『すてきって素直に伝えられる人、大好き』などというコメントもいただけて。言葉にするって勇気がいることですが、言った人も言われた人も、周囲の人まで温かい気持ちになれるなら、これからも私の好きを漫画にして届けていきたいです」

