高市早苗首相(2026年2月撮影)

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高市内閣は2026年8月5日、食料品の消費税を来年4月から2年間1%に引き下げると閣議で決定した。具体的な財源は明らかにせず、実施2年後に8%に戻せるのかもはっきりしない。この不安定な状況に、「米国から新たな要求」があるかもしれないと、「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系・8月6日放送)は懸念を伝えた。

ベッセント財務長官「最終的には日本の政策が決め手となる」

日本と米国は為替市場に協調介入して円安ドル高を食い止めているが、ベッセント財務長官は「為替介入で市場にシグナルを送ることはできたが、最終的には(高市政権の)政策が決め手になる」と米テレビインタビューで語ったという。どういう意味か。野村総合研究所の木内登英エグゼクティブ・エコノミストはこう解説した。

トランプ政権は円安ドル高を修正したいと考えている。アメリカの輸出企業の競争力を高めて、貿易赤字を減らしたい」からで、「(円安が進むことになる)消費減税をやめてほしいとは、内政干渉が過ぎるので言えないと思うが、今後さらに円安が続けば、もう一歩踏み込んで減税政策について何らかの注文をする可能性がないわけではない」

トランプ政権は高市首相の消費減税を苦々しく思っていて、今後は減税によって起こる円安への対策を求めてくるというのだ。大幅な金利引き上げや対日貿易赤字を増やさないための関税上乗せなどが予想されている。

玉川徹氏、日経新聞の「減税は愚策」批判を引用する

レギュラーコメンテーターの玉川徹氏(ジャーナリスト)が補足説明した。

「日本経済新聞は社説(8月5日付)で、『副作用やリスクの大きい減税を強行するのは、将来に禍根を残す愚策でしかない』と、ここまで言ってます。公約だからという理由で押し切るのは愚か(問題)であるというふうな話なんです」

高市首相は秋の臨時国会で減税法案を通す方針だが、「まだ閣議決定ということです。正式に決まるかどうか」と司会の羽鳥慎一アナは伝えた。

(シニアエディター 関口一喜)