トランプ大統領=AP

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 【ワシントン=阿部真司、エルサレム=福島利之】米国のトランプ大統領は7月30日、パレスチナ自治区ガザの和平計画を巡り、イスラム主義組織ハマスが武装解除に向けた「歴史的な合意に達した」とSNSに投稿した。

 事実であれば、和平に向けた大きな進展となる。ただ、ハマスイスラエルは公式声明を出しておらず、実現性は不透明だ。

 トランプ氏は投稿で、自身が議長を務め、ガザの暫定統治を監督する「平和評議会」によって合意が成立したと説明した。ハマスによる武装解除の完了後、イスラエル軍がガザから撤退する。その後、多国籍の「国際安定化部隊」と新たな「パレスチナ警察」が治安維持を担うと主張する。

 それぞれのプロセスについて、開始時期や実行期限は明らかにしていない。トランプ氏は「永続的な平和と安全に向けた画期的な一歩だ」と主張した。エジプト筋によると、米国やカタールトルコによる会合が近くカイロで開かれ、合意の履行を確認するという。

 米政府当局者は記者団に、ハマスが仲介国を通じて合意の意向を伝えてきたと明かした。イスラエルについては「(和平計画を)順守しなければトランプ氏は失望する」と述べた。

 イスラエルの民放チャンネル13によると、ハマス指導部は米国に対し、▽イスラエル軍がガザを攻撃しない▽部隊の撤退を開始する――ことを条件に武装解除の意思を伝えたという。ハマス幹部は、中東の衛星テレビ局アル・ジャジーラに「ハマスの武装解除はイスラエル軍の撤退とガザの再建の進展にかかっている」と述べた。

 イスラエルのネットメディア「Yネット」によると、イスラエルは和平進展の条件として、ガザの完全な非武装化を求めている。