「1000円台だったら…」の嘆きを吹き飛ばす“グッ、カチャッ”感触!「&Knot」が3630円でも買いな理由
ジャケットやシャツの胸ポケットにボールペンを1本だけ挿して持ち歩き、ペンケースはいらない! という人は意外と多いらしい。
実際、そのほうがメモを取るときにも素早く対応できて無駄がない。手書きでじっくりと書くシーンが減った昨今、ペンは必要なタイミングでサッと取り出せるのが、なにより実用的なのである。
とはいえ、ちょうどいい胸ポケットのあるジャケットやシャツばかりではないし、女性だとそもそも衣服にポケットがないなんてこともあるはず。
その点、三菱鉛筆の新型ボールペン「&Knot」(アンドノット)は“身に付けて携行しやすい”という機能に特化しているため、ペン1本持ち勢にとってはかなり使いやすそうだ。携行特化ペンはどんなシーンで便利なのか?

ペン1本持ち勢待望の携行特化ペン
実のところ、ボールペン(というか筆記具全体)において、携行性を重視した製品というのはとても少ない。
それも「手帳と合わせて携行しやすいミニサイズ」といったぐらいのもので、「ペン単体で身に付けて持ち運びやすい」ともなると、現行品としては皆無に等しいのである(平成の時代にはいくつか便利なものがあったが、残念ながらすべて販売終了)。
そんな中、現在ペン1本持ち勢が大いに注目しているのが、三菱鉛筆から6月に発売されたばかりの&Knotだ。

三菱鉛筆
&Knot
3630円(税込)
巨大カラビナとマグネット着脱の快感
ポイントは見てわかるとおり、巨大な金属製リングカラビナがついたシース(鞘)状のキャップだ。この目立つサイズのカラビナを、パンツのベルトループやトートバッグのハンドル、キーリングなどに装着することで、ペンの常時携行が叶うという寸法である。

ペンとして使うときは、シースの下端から覗いているペン本体をそのまま引き抜くだけ。
ペンはシース内部のマグネットで固定されているだけなので、グッと引っ張るとそのまま抜くことができて、戻すのもそのまま挿し戻すだけでカチャッと留まる仕掛けだ。
この抜き挿しの感触がなんとも気持ち良くて、筆者は用もないのに、ついつい何度も“グッ、カチャッ”を繰り返してしまった。
ともあれ、急いでメモを取りたいときも、この簡単さなら焦ることなくペンを抜くことができるはずだ。

不快な音を防ぐ「布製タグ」の工夫
身に付けてみて「おっ、いいな」と思ったのは、カラビナとシースが頑丈な布製のタグで連結されているところ。
例えば、この連結が金属製のチェーンや樹脂リングだとしたら、身に付けている間にずっとカタカタ、カチャカチャと音がうるさかったはず。布製のタグだからこそ、そういったノイズを気にすることなく持ち運べるというわけだ。
さらに、ペンを引き抜く力が頻繁にかかる部分なので、樹脂などより引っ張り強度の高い布を使っている、という要素もありそうだ。

ジェットストリーム搭載の快適性
「ユニボール ワン P」に似た太めのショート軸
ペン自体は長さ約95mm、軸径約14mm。かなり短く太い。文房具が好きな人なら「ワンPそっくりだな」と感じるかもしれない。
実際、三菱鉛筆「ユニボール ワン P」に見た目の雰囲気はかなり近く、軸径も同じ。全長だけがわずかに短い程度だ。

安定感を生む低重心設計
また、キャップ式であること(=後部にノック機構が入ってないので軽い)+先端の金属製口金がオモリとなって、わりとしっかりと低重心のポジションになっているのも面白い。
握ったときの安定感が予想以上にあって、ショート軸としてはかなり握りやすいと感じられるのだ。
書き味はお墨付き
なにより内蔵のリフィルはスルスルとしたなめらかさでおなじみの低粘度油性ボールペン「ジェットストリーム」多色用(SXR-80/SXR-ML)0.5mmを搭載。
バランスの良さとなめらかなインクの合わせ技で、見た目のぽってり感を覆すような気持ちの良い書き心地になっているのである。

好みに合わせて選べる多色用リフィルのメリット
また、既存の多色用リフィルを使用していることで、インク色は黒・赤・青・緑の4色、ボール径も0.38、0.5、0.7、1.0mmから選べるほか、新型の「ジェットストリーム ライトタッチインク」リフィルまで自由に入れ替えることができるのは、ちょっとしたメリットと言えるだろう。

サイズ感に関しては、もしかしたら「携行特化ペンとしては大きすぎないか?」と感じる人はいるかもしれない。
例えば、筆者がスマホのストラップにくっつけて常時携行しているゼブラ「Penpod」(2011年に製造終了)と比べると、これぐらいにサイズ差がある。
これはそもそも運用方法が違うからで、Penpodが「邪魔にならないサイズで携行できて、いざというときの助けになる」のに対して、&Knotは「日常使用できるペンを、携行もできるようにした」ということなのだろう。

個人的にはPenpodタイプが好ましいのだが、普段からペン1本だけを持ち歩いている人なら、&Knotのほうがマッチするのではないか。
メインのペンとして十分に活用できる書きやすさとサイズで、携行しやすく、書きたいタイミングでサッと取り出せるというのは、かなり便利だ。さらにキャップ式だからインク漏れの心配もない。
3630円の価値は…
唯一ネックになりそうなのは3630円という価格で、正直なところ、これが1000円台だったら最高だったのに……とも思わなくはない。
それでも普段からペンの携行方法に悩んでいる人は多いはずで、それならこの価格で導入しても、損をしたと感じることはなさそうだ。
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