エドマン

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 米スタンフォード大卒でドジャースのトミー・エドマン内野手(31)が27日(日本時間28日)までに取材に応じ、マーリンズにドラフト8巡目(全体235位)で入団した佐々木麟太郎内野手(21)=スタンフォード大2年=にエールを送った。数学・計算科学専攻だった秀才。ド軍が誇る万能プレーヤーは、自身の経験をもとに文武両道を貫くための心構えを語った。(取材・構成=竹内 夏紀)

 麟太郎にとっては、まさに道しるべだ。メジャー挑戦か、NPBか、大学残留か―。後輩の決断に、先輩も注目していた。

 「もちろん知ってたよ。すごく楽しみ。彼にとっても、いつかメジャーリーグでプレーすることが目標だったはずだし、マーリンズという球団で良いチャンスを得たと思う。これからどんな成長を遂げるのか楽しみだし、ぜひメジャーまで駆け上がってほしい」

 エドマン自身はスタンフォード大では数学・計算科学を専攻。世界トップ5に入る難関校で勉強と野球の“二刀流”の生活を送った。

 「主に数学、コンピューターサイエンス、統計学を学んでいたよ。数学が得意だったので、数学の授業をたくさん取った。もちろん難しくて、時間もかかったけど、好きな分野だったので、学業で特別苦労した感覚はあまりないんだ(笑)」

 高校時代は約150万人の受験者の成績上位0・5%に与えられる「ナショナル・メリット・スカラー」(奨学金プログラム)に選出された優秀生徒。大学3年時にカージナルスに入団し、プロ1年目のオフに大学に戻って卒業した。

 「幸運だったのは、高校時代に取得した単位があったこと。大学入学時に1学期分、先に進んでいた。だからドラフトの時点で、卒業まではあと1学期だけだった。最初のプロシーズンを終えたあと、オフに大学に戻ったんだ」

 将来的な卒業にこだわりを持つ麟太郎。大学の、そしてメジャーリーガーの先輩として、助言を送った。

 「できるだけ早く授業を受けるのを勧めるよ。今はまだ勉強する感覚が残っている。でも5年、10年後に戻ると、授業への適応が大変になる。野球ではとにかく努力を続けてほしい。一番大事なのは『継続』だよ。マイナーリーグは本当に大変。毎日試合をする生活に慣れる必要があるし、精神的にもタフさが求められる。メンタルを強く持ち、楽しむ気持ちを忘れないことだね」

 ◆トミー・エドマン(Tommy Edman)1995年5月9日、米カリフォルニア州サンディエゴ出身。31歳。2016年ドラフト6巡目(全体196位)でカージナルスに入団。19年にメジャーデビューし21年二塁手部門でゴールドグラブ賞を受賞。母親が韓国生まれの韓国系アメリカ人で、23年にはWBCに韓国代表として出場。24年7月末にドジャースに移籍。リーグ優勝決定シリーズではMVPを獲得する活躍で、ワールドシリーズ進出に貢献。178センチ、88キロ。右投両打。